魚にはアタリとハズレがある
同じ魚を食べたはずなのに、「前と全然味が違うな~」と感じたことはないでしょうか?
巷では「旬」という言葉で語られることも多いのですが、魚は季節や生息環境、エサの種類によってなどによって味が大きく変わるのです。
そこで今回は、身近な釣り対象魚の中からアタリとハズレの差が大きな魚をまとめました!
シーバス
都市部でのシーバスフィッシングの流行からか、すっかりキャッチアンドリリースが定着してしまったシーバス。
しかし、本来は非常に美味しい魚です。「シーバスは不味い」なんてのは、美味しいシーバスを食べたことがないだけですよ!
銀ピカひれピンが美味しい
美味しいシーバスは、見た目で簡単に判断することができます。食べる際は、全体的に銀色が強くてヒレが綺麗な個体を選んでください。
背中の黒味が強くてヒレが切れている個体は、匂いのキツイ居付き型の魚です。イワシの群れに付いて、丸々と太っているものは最高!
青物
寿司ネタでお馴染みということもあり、ほとんどのアングラーは持ち帰って食べているのではないでしょうか。
ところが、市場では身質が悪いものはタダ同然の値が付くこともあり、市場価格の変動が大きい側面を併せ持っています。
太いハマチ>細いブリ
青物はフットボールのように丸みを帯びた個体を選んでください。大きな個体を持ち帰りたくなってしまうところですが、長さよりも太さを重視しましょう。
また、シーバスと同じくイワシを食べている魚は脂の乗りが◎。対照的に、イカを捕食している個体は脂が全然乗りません。
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サバ
サバも美味しい魚の代表格ですが、脂の乗りが悪いものは青魚特有の匂いが強くなってしまいます。
美味しいサバを選ぶためには、サバの種類を見分け、それぞれの旬を知っておくことが大切ですよ。
マサバとゴマサバを見分けよう
まずは、「マサバなのかゴマサバなのか」を見分けましょう。実はそれぞれ旬の時期が異なっており、マサバの旬が冬なのに対し、ゴマサバの旬は夏です。
マサバはゴマサバよりも高級なサバですが、夏には逆転してゴマサバの方が美味しくなります。“冬のマサバ>夏のゴマサバ>夏のマサバ>冬のゴマサバ”と覚えてくださいね。
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美味しく頂きます!
たくさん釣れた時や魚屋で魚を買う際は、なるべく美味しい魚を選びたいものです。そのためには、多くの魚をまじまじと観察することが大切。
美味しく育ってくれた魚に感謝して頂きましょう!