先発・ウィーラーが投打に大活躍 メッツ完勝

【フィリーズ0-9メッツ】@シティ・フィールド

メッツは先発のザック・ウィーラーが投打両面で大活躍し、チームを9対0の完勝に導いた。初回に2三振を奪ったウィーラーは、2回表の2つ目のアウトから4回表の2つ目のアウトまで七者連続三振を記録。5回表にも2三振を奪い、早々に今季初の2ケタ奪三振に到達した。それ以降は三振の数を増やせなかったものの、7回105球を投げて被安打5、奪三振11、無四球、無失点という素晴らしいピッチングを展開。バットでは2回裏に先制の2点タイムリー二塁打を放ち、4回裏には逆方向にメジャー初本塁打となる1号ソロを叩き込んで2安打3打点をマークした。投打に大活躍のウィーラーは今季2勝目をマーク。フィリーズは先発のザック・エフリンが4回4失点(自責点3)、2番手のドリュー・アンダーソンも4回5失点と打ち込まれ、大敗を喫した。

メッツは2回裏に二死一・二塁のチャンスを作り、ウィーラーの2点タイムリー二塁打と二塁セザー・ヘルナンデスのエラーにより3点を先制。4回裏にはウィーラーが左中間への1号ソロを放ち、リードを4点に広げた。ウィーラーが好投を続けるなか、メッツ打線は5回裏に2番手のアンダーソンから二死満塁のチャンスを作り、故障者リストから復帰して2戦目となったトッド・フレイジャーがレフトスタンドへの1号グランドスラム。6回裏にも二死満塁として、ウィルソン・ラモスのタイムリーで1点を追加した。なお、ウィーラーは本塁打の初速度が101.4マイルを計測し、「投手として球速100マイル&打者として初速度100マイル」を記録した今季初の選手に。ちなみに、ウィーラーにとって、この試合がメジャー通算100試合目の登板(すべて先発)だった。

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