渡辺謙が「逃亡者」リメークに主演!「“生命力”が試されるドラマになる」

テレビ朝日系で開局60周年記念番組として、ドラマスペシャル「逃亡者」日本版を制作することが決定した。日本が世界に誇る俳優・渡辺謙を主演に迎え、同系とワーナー・ブラザース・インターナショナル・テレビ・プロダクション(WBITVP)がタッグを組み、2019年に2夜連続で放送される(放送日未定)。

本作の原案となるのは、1963年~67年にかけてアメリカで放送されたテレビシリーズ「逃亡者」。93年にはハリソン・フォード主演で映画化され、保安官を演じたトミー・リー・ジョーンズがアカデミー賞助演男優賞を受賞している。日本版の主人公は、エリート外科医・加倉井一樹。ある夜、彼の妻が惨殺される事件が起き、現場に居合わせた加倉井に容疑がかけられる。加倉井は義手の男が犯人だと訴えるが、逮捕・起訴され裁判で死刑判決が下されてしまう。ところが、護送車が事故に遭遇。加倉井は、自らの手で真犯人を探し出すほかに残された道はないと信じ、無実を証明するために逃亡する。本作では舞台を東京オリンピック開幕間近の現在の日本に移して物語を再構築。主人公は、現代のハイテク捜査にも追い詰められていくことになる。

主演の渡辺は「『こう来たか!』と胸躍るものを感じました。まだ仮台本の段階ですが、いただいてすぐ前後編を一気に読み上げてしまいました。こんなにも一気に読める台本をいただいたのは、久しぶりでしたね」と興奮気味に語り、「実は医師を演じるのは初めてなんです。今回の作品では医師として“生命の重さ”を知る主人公が、自らの命をどう生き抜いていくか…そこに執着していきます。ある意味、“生きる力”みたいなものを試される役柄ですね。そして役はもちろんのこと、僕自身の“生命力”も試されていくドラマになる気がしてなりません。そこがとても面白いなと思っています。でも実際の人生では、追う側も追われる側もイヤですね。こんな追跡劇には絶対にかかわりたくありません(笑)」と役どころに触れた。

続けて「和泉聖治監督のもと、ものすごいアクションが盛り込まれた大活劇になると思うので、“生命力”を描いた人間ドラマとアクションの両輪をお楽しみいただけるドラマになるのではないかと思います。これまでの俳優人生で僕が追い求めてきたことは非常にシンプルで、自分の“好奇心の針”がビュンと振れるような作品との出会いを、ただひたすら求めてきた気がします。この『逃亡者』はまさにそんな作品です」と今作に向き合う心境を明かした。

なお、本作は無料のインターネットテレビ局・AbemaTVや、動画配信サービス・ビデオパスとも連携し、多角的なプロジェクトとして斬新な展開も生み出していく。

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