サクラマス養殖商業化へ前進 宮崎大内ベンチャー

土々呂港に水揚げしたサクラマスの仕分け作業を見守る上野さん(中央)

 五ケ瀬町でふ化させたヤマメをサクラマスに育てる、宮崎大の学内ベンチャー企業「Smolt(スモルト)」は、試験的に延岡市沖で海面養殖した魚を、企業として初めて今月水揚げ。商業化へ一歩前進した。同社を設立した同大大学院農学研究科2年の上野賢さん(23)は「来シーズンは本格的に商業化し、県産ブランドとしてPRしたい」と意気込んでいる。

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