JALが機内誌、食で長崎をPR 5月から

ファーストクラスで提供する機内食を手に、プロジェクトをPRする社員=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎

 日本航空(JAL)は5月の1カ月間、全国の国内線を中心に機内誌や機内食などを通じて長崎市の魅力をPRする。自治体と連携して観光需要の創出を図る「新JAPAN PROJECT」の一環。
 プロジェクトは2011年5月にスタート。長崎県が対象となるのは、11年12月と16年1月に続いて3回目。
 今回は国内、国際線合わせて月間で最大約350万人が閲覧する機内誌「SKYWARD」の5月号と約10分間の機内ビデオで、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に含まれる端島(軍艦島)などを特集する。
 ファーストクラスがある4路線(羽田-新千歳、伊丹、福岡、那覇)では、長崎ゆかりの「和華蘭文化」をテーマに、戸石産のマダイやビワなどの県産食材を使った機内食を夕食時に提供。ホテルニュー長崎(長崎市)の名誉総料理長で、18年度の「現代の名工」にも選ばれた川端明さんが監修し、10日ごとに替わる3種類のコースを準備した。
 長崎市内で24日に記者会見があり、JAL関係者や加藤邦彦副市長らが出席。JALの溝之上正充・九州・山口地区支配人は「5月は機内が長崎一色になる。10連休もあり、より多くの方に長崎に触れてもらえるのではないか」と語った。

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