「2代目アジング王」藤原真一郎さんに3投でマスターできるワンハンドキャストを教えてもらったら本当にできた!

先日、「アジング王BATTLE」のウイニング実釣ということで、藤原真一郎さんの取材をしてきました! 勝利を治めるために駆使した「新・Fシステム」の詳細などについては、4月20日発売の『ルアーマガジン・ソルト2019年6月号』でご覧いただくとして……(たまには、雑誌も宣伝しとかんとね……。雑誌もええもんやで……)。Fシステムの根幹となるシャローフリークの新型「シャロフリーク・エクスパンダ」の使い方について解説しておりますぜ! あと、秘技・ノックオフもね!

■2代目アジング王
藤原真一郎(ふじわら・しんいちろう)

関西アジング界でも一目置かれるアジングジャーキー。

去年暮れに、2代目アジング王のタイトルを奪取した藤原真一郎さん。決勝の様子、DVDは4月30日発売の「アジング王バトルコンプリートBOOK」に収録されております。かなり熱いので、そちらもぜひ御覧くださいませませ!

藤原真一郎 - ルアマガ+|内外出版社

藤原真一郎のアジングを支えるあのロッド、素人に使いこなせるんかいな?

こいつが、超性能ながら、使用(購入)をためらってしまう、独特なショートグリップ・アジングロッド。宵姫 天(がまかつ)。藤原さんのアジング王奪取を担った快刀だ。

アジング界隈では、注目されつつも、あまりにも独特な超・ショートグリップ仕様に購入を見送っていたユーザーも多いのでは? ルアマガソルトのアジング番の小生も「ちょっと、ワンハンドキャストを強制されるし、つかいこねせーや」と距離を置き気味だったんですが、取材ついでに藤原さんに聞いてみたんですよね。

フカポン「藤原さん、こいつの超感度や操作感は超魅力なんすけど、どーにもワンハンドキャストが苦手でしてねぇ……。そっとでもグリップエンドに手を添えてキャストしないと嫌派なんすけどなんとかなりませんかね」

藤原「それ良く、聞かれるんですよ(笑)えっと、ワンハンドキャスト、3投もあればマスターできますよ。マスターする方法があるんです」

フカポン「精神と時の部屋にでも入るんですっていう平成なオチは無しっすよ。3投とか無理っしょ。下手くそ舐めないでくださいよ〜」

藤原「じゃ、やってみましょう……こうやってですね……こうやって…」

フカポン「……!? マスターできました! 確かに3投ですね(笑)ヲラヲラ! もう、ワンハンドマスターって呼んでいいっすよ? ほら、呼んでいいっすよ!」

藤原「………。」

宣伝ではなく感動だったので取り上げた、「サムオングリップで、ほら、マスターなワンハンドキャスト」

小噺は置いといて、まぁ、百聞は一見にしかず。まずは動画を御覧ください

確かに理屈です。ルアーの方向性を強制的に高めるグリップ方法はいくつかあるんですが、人差し指をオングリップする方法だと、手首の可動域が狭くなってしまいます。よく使うV字グリップでも、ワンハンドキャストはできなくはないですが、なれていないと、方向性を失いますし、ましてはリールを握っていますのでそれなりに練度を要します。

そこで、藤原さんが推奨するサムオントップとなるわけですね。親指をブランクの上面にオンする方法ならグリップもしっかりしており、なおかつルアーを投げる方向性も定められますし(アキュラシーが上がる)、ジグ単程度ならば、ロッドを振りかぶる必要もないわけですから、肘を固定しつつ、手首で軽くロッドを返してやれば、しっかりと仕事をするわけです。

宵姫 天であればグリップエンドを廃した特殊形状だから、サムオントップで振り抜いてもロッドエンドが肘にあたることもありません。つまりしっかりと振り抜ける。

と、いうことで今回は個人的な目からウロコなお話として掲載しました。宵姫 天というエンスー仕様のアジングロッド、おそるるに足らず! 欲しいロッドに正式に加わりましたよ!! 使用感はホント、ぞくぞくするほどヤバイロッドなんで、ワンハンドキャストの克服さえできてしまえばこっちのもんよ! 先立つものは無いけどな!!

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