現地時間24日にDFBポカール準決勝が開催され、バイエルン・ミュンヘンが大迫勇也擁するヴェルダー・ブレーメンとの一戦を迎えた。
昨シーズン決勝で敗れたバイエルンは、2015-16シーズンぶりに同タイトルを獲得を狙い、序盤からブレーメンと激しい攻防を繰り広げる。高いインテンシティを見せるゲームは36分、ジェローム・ボアテングの浮き球のパスをトーマス・ミュラーが頭で折り返すと、ポストに直撃したボールがロベルト・レバンドフスキの目の前へ。ポーランド代表ストライカーはきっちりと右足で押し込み、バイエルンが先制点を奪取する。
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主導権を握ったバイエルンは、後半に入って追加点に成功する。レオン・ゴレツカのシュート性のボールがミュラーの足下に届くと、難しい体勢から冷静に流し込んでネットを揺らす。2点差としてバイエルンの圧倒的優位かに思われたが、ここから怒涛の展開が待っていた。74分にブレーメンのミロト・ラシチャのクロスに反応した大迫が、ダイレクトで合わせて1点差に。1分後にはラシチャが単独でペナルティエリア内までドリブルで持ち運び、右足を振り抜いて同点に追い付く。
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DFBポカールで強豪相手に何度も勝利してきたブレーメンに、本拠地ヴェーザー・スタジアムは逆転の祈りを捧げたが、絶対王者バイエルンは一瞬の隙を見逃さなかった。前のめりになったブレーメンに対してキングスレー・コマンがドリブルを仕掛けると、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーのレバンドフスキが確実に沈め、乱打戦を制したバイエルンが決勝進出を果たした。