壱岐イルカパーク リニューアル 見て!! 触って!! 楽しんで♪ 

ショーでジャンプするイルカ

 長崎県壱岐市勝本町の市営イルカパークが25日、「壱岐イルカパーク&リゾート」として生まれ変わった。来場客は触ったり、餌やりしたりできるようになり、イルカがより身近な存在になる。改修された建物では、県内初出店のパンケーキ店や壱岐の食も味わえ、島の新たな観光スポットとして地域活性化の期待がかかる。
 入り江を網で仕切った天然のプールで5頭のハンドウイルカが泳ぐ。トレーナーが手で合図を出すと、2頭が一緒にジャンプ。水面に投げられたプラスチックの輪を鼻先に引っ掛けて拾ったりすると、観客から拍手や歓声が上がった。
 リニューアルの一押しは体験型プラン。イルカに触れる「タッチタッチドルフィン」では、トレーナーの合図でイルカが胸ビレを出し、観客と“握手”もできる。夏までにはイルカと一緒にシュノーケリングできるプランも始まる。
 横浜市の川井郁子さん(65)は「とても近くでイルカを見ることができた。イルカそれぞれで顔や目が違うことが分かったのは新たな発見だった」。壱岐市芦辺町の今西理佳子ちゃん(3)は「イルカの背中がかわいかった」と話した。
 23日のオープニングレセプションで、指定管理者の壱岐パークマネジメント、高田佳岳代表は「壱岐全体が盛り上がるきっかけにしたい」と語った。

 営業時間は午前9時半~午後5時半。入場料大人500円、中学生以下250円、島民無料。「イルカにごはん」は500円、イルカが3種類のアクションをしながら一緒に写真を撮る「タッチアンドフォト」は2000円、イルカと間近で触れ合える「タッチアンドドルフィン」は500円。年中無休。壱岐イルカパーク&リゾート(電0920.42.0759)。

イルカにタッチする来場者=壱岐市、壱岐イルカパーク&リゾート

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