春風を受け優雅に 横浜・大岡川に60匹のこいのぼり

子どもたちの力作のこいのぼりが泳ぐ大岡川=横浜市中区の長者橋

 横浜の中心部を流れる大岡川に、子どもたちの健やかな健康を願うこいのぼりがことしも掲げられた。地元の児童や園児らが手掛けた作品を含む約60匹が春の風を受けて優雅に泳いでいる。5月12日まで。

 周辺住民からこいのぼりを譲り受けた日ノ出町青年会が20年近く続けている恒例行事。近年は川沿いにある市立日枝小、東小、本町小の児童や地域の幼稚園、保育園の園児らが参加し、全長3メートルの白地のこいのぼりに思い思いの絵を描いた力作が増えている。

 ことしからは地域の団体が協賛。地元の名門サンバチーム「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」、横浜SUP倶楽部(くらぶ)、吉田町名店街会がそれぞれ個性的な作品を制作した。

 同青年会の高木克之副会長兼事業部長は「子どもたちに大岡川を知ってもらい、身近に感じてもらうきっかけになれば」と話している。

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