【MLB】大谷翔平、2日連続ライブBPで復帰へ手応え 「自信さえあればいつ復帰してもいい」

会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

平成を振り返るも「野球人生を語るのはまだまだ序章」

 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、2日連続して実戦形式の打撃練習を行った。非公開ながら球団関係者によるとマイナーの左腕を相手に5打席に立ち2安打1四球の内容だった。練習後に報道陣に対応した大谷は「感じ的にはすごくよかった。見極めもしっかりできてましたしボール、ストライクの判断も割と良かった」と手応えを口にした。

 大谷はこの日も2日連続で「ライブBP」と呼ばれる実戦形式の打撃練習を行った。「ライブBP」は報道陣に公開される前に行われたが、球団関係者によると左腕を相手に5打席を立ち第1打席は四球、第2打席は見逃し三振、第3打席は遊撃内野安打、第4打席で左中間への二塁打、第5打席は二ゴロだった。

 5月上旬のメジャー復帰を目指す大谷。オースマス監督は復帰まで40打席をメドとして考えていることを明かしているが「少なくても大丈夫だと思ってますが、それで100%試合で打てる保障もないですし。監督、その他スタッフの人たち、僕も含めて『いける』っていう安心した状態でいくのがベストじゃないかなと思う。感覚もそうですが、そこも大事じゃないかなと」と、焦る気持ちを抑え万全の状態で復帰することを口にした。

 昨年10月上旬に行った右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)から約半年が過ぎ、リハビリを順調に進め復帰は目前となっている。肉体的、精神的にも準備は整っているようで「その準備もしてきたつもりなので。あとは僕とスタッフの方々がいけるという自信さえあればいつ復帰してもいいんじゃないかなと思う」と自信も口にした。

 4月で平成が終わり、大谷が復帰する試合では新元号の「令和」がスタートする。平成を振り返った大谷は「野球人生を語るのはまだまだ序章なので。前段階として平成があったのかなと。新しい元号になって、こっからかなと思っている。これからが本番だと思っているので、しっかり自分の力を高く持っていけるように、そういう年に毎年したいと思っている」と、さらなる飛躍を誓った。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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