東名に転落後にひかれた? 身元不明遺体、通行止め7時間

 26日午前3時半ごろ、東京都世田谷区大蔵5丁目の東名高速道路上り線で、「何かが路上に落ちている」と車で通り掛かった男性から110番通報があり、駆け付けた神奈川県警高速隊員が成人とみられる遺体を発見した。同隊は、本線をまたぐ橋から転落後、複数の車両にひかれた可能性があるとみて、司法解剖して身元や死因を調べる。

 同隊によると、現場は東京インターチェンジ(IC)から約1.5キロで片側3車線のほぼ直線。付近を通り過ぎたトラックの男性運転手(40)から「上から落ちてきたものと接触した」との通報もあり、近くの陸橋(高さ約10メートル)でスマートフォンと靴が見つかった。

 影響で、東名高速上り線は同IC-川崎IC間が約7時間にわたり通行止めとなった。

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