川崎市川崎区扇町のバイオ発電所「京浜バイオマスパワー」の燃料貯蔵倉庫が16日未明から燃え続けていた火災で、川崎市消防局は26日午後3時半、鎮火を発表した。
約1万5千平方メートルの倉庫内で、木くずなどでできた約4万立方メートルの燃料がいぶされる状態で燃え続けていた。開口部の少ない倉庫の構造が放水の妨げとなり、消火活動は難航。外壁の一部をはがしたり、燃料を運び出したりしたが、効果は限定的だった。24日に倉庫の天井を壊し、ヘリコプターなどから放水したのが奏功したという。
火災は同発電所がある東洋埠頭の敷地内のベルトコンベヤーから出火し、貯蔵倉庫内に燃え移ったとみられている。