九州地区消防職員意見発表会 「命の尊さ」訴え全国へ

最優秀賞に選ばれた佐々木さん=佐世保市、ホテルオークラJRハウステンボス

 消防職員が業務の課題やその解決策などについて発表する九州地区消防職員意見発表会が26日、長崎県佐世保市ハウステンボス町のホテルオークラJRハウステンボスであった。本県代表の佐々木瞳さん(25)=佐世保市東消防署=が最優秀賞に輝き、全国発表会(5月29日、福岡市)への出場を決めた。
 全国消防長会九州支部が毎年開き42回目。九州各県代表の計8人が登壇した。
 佐々木さんは、日本を訪れた外国人観光客が、災害時に避難場所などの情報を受け取れる体制づくりが必要と指摘。災害情報を母国語で知らせるシリコンバンドを入国時に配布することを提案し「命の尊さに国境はない」と訴えた。
 全国発表会に向け「上司の支えがあってここまで来られた。九州代表として恥ずかしくない発表をしたい」と意気込んだ。

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