平成最後の日没、令和初の日の出を観賞に 箱根で催し

駒ケ岳山頂から望む日の出

 新元号への移行を記念し、箱根町内で特別ツアーや割引サービスが実施される。

 伊豆箱根鉄道(静岡県三島市)は5月1~6日、新元号の「令」「和」の漢字が名前に含まれる人を対象に、芦ノ湖遊覧船の乗船運賃を20%引きとする。元箱根港売店では、売店の人気菓子などを集めた福袋(2500円)をゴールデンウイーク期間中に限定100個販売する。

 一方、箱根駒ケ岳ロープウェー(箱根町元箱根)は令和最初の日の出を拝む「新元号初日の出運行」を1日未明に実施。また、平成最後の4月30日をはじめ日没を拝む「サンセット特別運行」を5月6日まで実施する。

 駒ケ岳山頂(標高1327メートル)は富士山や芦ノ湖を望み、通常運行は午前9時~午後4時50分だが、初日の出運行では午前4時45分ごろの日の出予定時刻に合わせて同4時20分から同6時ごろまで運行。サンセット特別運行は午後6時半ごろの日の入り予定時刻に合わせて同6時から7時まで運行を行う。

 同社の担当者は「駒ケ岳山頂からは箱根で一番早い日の出が見られる。日の出を見て、心を新たにしてもらえたら」と話している。

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