チームワークは完璧!被災地で地元サッカーチームがボランティア活動 MSF仮設診療所を設置

3月上旬にアフリカ南部を直撃したサイクロン・イダイ。モザンビーク、ジンバブエ、マラウイの各地に壊滅的な被害をもたらした。国境なき医師団(MSF)は現地に緊急チームを派遣し、今も被災地で援助活動を続けている。

そうした中、被災地モザンビークのベイラ市で、地元のサッカーチーム「ココリコ」の選手たちが、ボランティア活動をした。選手自身も被災している中、コレラの流行宣言が出されたことを受け、MSFの仮設診療所の設置作業を手伝ってくれたのだ。日ごろの練習の成果もあり、チームワークは完璧。サッカー場に設置された仮設診療所では、一度にコレラ患者100人を治療することができる。

現在、サイクロン・イダイの被害を受けた被災地の状況は落ち着きを取り戻しつつある。コレラの流行も終息に向かっている。

ただ4月25日(現地時間)に、新たなサイクロン「ケネス」がモザンビークに上陸。人びとは依然困窮しており、今回のケネスによる新たな影響も懸念される。引き続き、被災者の保健状況を見守ることが大切だ。被災地では、今も水の問題が切迫している。MSFの緊急チームは必要に応じ、ケネスの被害にも対応できるよう準備している。 

サイクロン被災地で緊急活動展開中

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