三笠ビル商店街60周年で記念横断幕 横須賀

60周年を記念して三笠ビルに掲げられた横断幕=横須賀市大滝町

 横須賀市の中心部である横須賀中央地区に位置し、今夏に60周年を迎える三笠ビル商店街(同市大滝町)に30日、新しい横断幕がお目見えした。商店街名の由来となった「記念艦三笠」のデザインに、「地域と共に60年 そしてこれから先も」のメッセージを添えた。

 横断幕は大小あり、大きいものは縦1.3メートル、横6メートル。ビル出入り口にそれぞれ設置された。折しも改元を翌日に控え、周辺には国旗も掲げられて祝賀ムードに彩られた。

 同ビルは、1959年に既存商店街の木造店舗を3階建ての不燃化ビルに一新したもの。外線電話を一本化し交換台で受けたり、電気や浄化槽をまとめたりする試みは当時、全国に先駆けたものだった。現在、全長約200メートルのビル内には約70店舗が軒を連ねている。

 三笠ビル商店街協同組合は60周年に合わせて、記念商品の販売やイベントを準備中。事務局長は「地域の方々に支えられて60年を迎えた。令和の時代も引き続き、地域に貢献できるよう成長していきたい」と話した。

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