燕山田哲が4度目のトリプル3へ好発進、五十嵐は救援で5勝 3、4月投打5傑【セ編】

ヤクルト・五十嵐亮太【写真:荒川祐史】

 平成最後の月が終わった。2019年3、4月度の成績を振り返ろう。

セ・リーグ 2019年3、4月

○チーム成績

1巨人(26試16勝10敗0分 率.615 差–)
2ヤクルト(28試16勝11敗1分 率.593 差0.5)
3中日(26試13勝13敗0分 率.500 差3.0)
4阪神(28試13勝14敗1分 率.481 差3.5)
5広島(27試12勝15敗0分 率.444 差4.5)
6DeNA(27試10勝17敗0分 率.370 差6.5)

 巨人とヤクルトが競り合う。DeNAは10連敗を喫するなど最下位に沈む。

 昨季2018年の同時期は以下の順位だった。

1広島(27試17勝10敗0分 率.630 差–)
2巨人(25試14勝11敗0分 率.560 差2.0)
3DeNA(24試13勝11敗0分 率.542 差0.5)
3阪神(23試11勝12敗0分 率.478 差1.5)
5中日(25試10勝15敗0分 率.400 差2.0)
6ヤクルト(24試9勝15敗0分 率.375 差0.5)

 連覇中だった広島が首位、これを巨人、DeNAが追う展開だった。

【打者5傑】

○安打
1坂本勇人(巨)35
2青木宣親(ヤ)34
3大島洋平(中)33
3京田陽太(中)33
5梅野隆太郎(神)32
5近本光司(神)32

○本塁打
1ソト(De)11
2バレンティン(ヤ)8
2筒香嘉智(De)8
4坂本勇人(巨)7
4山田哲人(ヤ)7
4岡本和真(巨)7

○打点
1バレンティン(ヤ)29
2ソト(De)21
3ビシエド(中)20
4筒香嘉智(De)19
4山田哲人(ヤ)19
4岡本和真(巨)19
4雄平(ヤ)19

○盗塁
1山田哲人(ヤ)9
2大島洋平(中)8
3近本光司(神)5
4京田陽太(中)4
5神里和毅(De)3
5野間峻祥(広)3
5曽根海成(広)3

○打率(規定打席以上)
1坂本勇人(巨).350
2大島洋平(中).344
3梅野隆太郎(神).340
4京田陽太(中).333
4山田哲人(ヤ).333

○RC(Run Create)打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
1山田哲人(ヤ)33.47
2坂本勇人(巨)22.62
3青木宣親(ヤ)22.44
4鈴木誠也(広)22.07
5筒香嘉智(De)21.00

 昨年の本塁打王、DeNAソトが11本塁打と今年も好調。ヤクルト山田は7本塁打19打点に加え、9盗塁。4度目のトリプルスリーにむけて好スタート。巨人、坂本勇人は打率トップ。

五十嵐は救援だけでリーグトップの5勝をマーク

【投手5傑】

○勝利数
1五十嵐亮太(ヤ)5
2山口俊(巨)4
2床田寛樹(広)4
4菅野智之(巨)3
4メルセデス(巨)3

○セーブ数
1鈴木博志(中)9
2石山泰稚(ヤ)7
3ドリス(神)6
3クック(巨)6
5山埼康晃(De)3
5中埼翔太(広)3

○ホールド数
1ロドリゲス(中)11
2梅野雄吾(ヤ)9
3谷元圭介(中)7
4ジョンソン(神)6
4近藤一樹(ヤ)6

○奪三振数
1大野雄大(中)39
1大瀬良大地(広)39
3今永昇太(De)37
4床田寛樹(広)31
5山口俊(巨)30
5原樹理(ヤ)30

○防御率(規定投球回数以上)
1今永昇太(De)1.18
2山口俊(巨)1.59
3床田寛樹(広)1.83
4青柳晃洋(神)1.89
5大瀬良大地(広)1.95

○PR(PitchingRun)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回÷9で算出
リーグ防御率は3.73

1今永昇太(De)10.74
2山口俊(巨)8.09
3大瀬良大地(広)7.33
4床田寛樹(広)7.23
5青柳晃洋(神)6.81

 5月28日に40歳になるヤクルト五十嵐はすべて救援で12試合に投げ、自責点1、無傷の5勝。先発では巨人の山口俊が5先発で4勝。DeNAの今永は先発5試合すべてQS(6回以上投げて自責点3以下)だったが、援護が少なく2勝どまり。救援では鈴木博が9セーブ、中日のロドリゲスが11ホールド。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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