仏最古の美術団体による作品も 横浜で美術公募展「県展」

多彩な作品に見入る来場者=横浜市民ギャラリー

 1962年から続く大規模な美術公募展「県展」が1日、横浜市西区の横浜市民ギャラリーで始まった。神奈川県美術家協会(松田高明会長)の主催で、649人による絵画や工作、写真など651点が並ぶ。6日まで。入場無料。

 幅広いジャンルの作品を受け付けるオープンな公募展として知られており、会員や一般公募による油彩や水彩、コラージュ、刺しゅう、写真など多様な技法による力作を展示。日本をはじめ韓国やモンゴル、バングラデシュなどのジュニア作品も並ぶ。

 今年はフランスで最も古い美術団体「ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール」との交流40周年に当たり、同団体の作家10人の作品を紹介している。同団体を代表し、フランス人アーティストのキロメロさんが「フランスでは結婚40周年をエメラルド婚といいます。私たちの結束もエメラルドのように輝いています」とあいさつした。

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