【月間アウォード】3・4月の受賞者が決定

日本時間5月3日、メジャーリーグ機構は4つの月間アウォード(月間最優秀選手、月間最優秀投手、月間最優秀新人、月間最優秀救援投手)について、3・4月の受賞者を発表した。月間最優秀選手にはティム・アンダーソン(ホワイトソックス)とコディ・ベリンジャー(ドジャース)、月間最優秀投手にはタイラー・グラスナウ(レイズ)とルイス・カスティーヨ(レッズ)、月間最優秀新人にはブランドン・ロウ(レイズ)とピート・アロンゾ(メッツ)、月間最優秀救援投手にはシェーン・グリーン(タイガース)とカービー・イエーツ(パドレス)が選出された。

アンダーソンは23試合に出場して打率.375、6本塁打、18打点、出塁率.394、長打率.615のほか、両リーグ最多の10盗塁をマーク。日本時間4月28日のタイガース戦では自身初となるサヨナラ本塁打を放った。ベリンジャーは打率.431、14本塁打、37打点、出塁率.508、長打率.890という驚異的な活躍を見せ、4月末時点での37打点と97塁打はメジャー新記録。また、4月末までに14本塁打を放ったのは、メジャーリーグ史上で2006年のアルバート・プーホルス、2007年のアレックス・ロドリゲス、そして今季のベリンジャーとクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)の4人だけである。

グラスナウは6先発で5勝0敗、防御率1.75という圧巻のパフォーマンス。36イニングを投げて38三振を奪った一方、与四球と失点はいずれも7しかなく、メジャー4年目にしてエース級の才能を本格開花させようとしている。カスティーヨは7先発で3勝1敗、防御率1.45の好成績をマーク。43回1/3を投げて50三振を奪い、失点はわずか7。昨季は最初の6先発で防御率7.85とスタートダッシュに失敗したが、今季は最高のスタートを切った。

ロウは昨季43試合で打率.233に終わったものの、今季は25試合で打率.289、6本塁打、17打点、出塁率.350、長打率.567をマーク。受賞が決まった直後の日本時間5月3日のロイヤルズ戦では決勝2ランを放つ活躍を見せた。アロンゾは29試合に出場して打率.292、9本塁打、26打点、出塁率.382、長打率.642と他球団の主力打者と比較しても遜色ない好成績をマーク。9本塁打は新人両リーグ最多であるだけでなく、4月末時点での本塁打数としては1976年のデーブ・キングマン、2006年のカルロス・デルガード、2013年のジョン・バック、2016年のニール・ウォーカーと並ぶ球団タイ記録となっている。

グリーンはチーム13勝のうち12試合でセーブをマークし、14試合に登板して防御率1.29と安定感抜群のピッチング。セーブ成功率は100%、12セーブはリーグ最多である。イエーツはチーム17勝のうち14試合でセーブを挙げ、14セーブは両リーグ最多であるだけでなく、4月末時点でのメジャー新記録となった。16試合で防御率0.56と「守護神」と呼ぶに相応しい活躍を続けている。

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