雷雨で揚げられず、座間と相模原の大凧 5日に再挑戦

南風を待つ「令和」と書かれた座間の大だこ、奥に見えるのは相模の大だこ=座間市の相模川河川敷

 座間市と相模原市の伝統行事「大凧(おおだこ)まつり」が4日、両市の相模川河川敷でそれぞれ始まった。新元号を祝い、「令和」と書かれた重さ1トン近い大凧をそれぞれの会場で準備していたものの、突然の雷雨で揚げられずに初日を終えた。最終日の5日に再挑戦する。

 座間市側の会場では地元保存会が令和と書かれた約13メートル四方(畳約100畳)の座間の大凧を準備。晴天に恵まれた午前中は凧揚げに適した南風を待ち、午後から雲が目立ち始め、午後2時過ぎに雨が降り始めた。

 大凧に書かれている2文字は毎年、市民公募で選ばれてきた。今年は募集せず、4月20日に書き入れたという。

 相模原市側には4会場が設けられ、南側の新戸会場では地元保存会が約14.5メートル四方(畳128畳分)の相模の大凧を用意していたが、揚げられなかった。

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