相手DFの脅威となる5名の「超攻撃型」センターバック

ディフェンダーでも攻撃参加できるのは、サッカーという攻防一体のスポーツの醍醐味の一つである。

今回はディフェンダーの中でもセンターバックに注目し、『Who Scored』のデータからシュート数が多い選手を紹介しよう。

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マタイス・デ・リフト(アヤックス)

今話題のこの男の何がすごいのか。それは競り合いの強さ、そしてシュート数だ。

エールディビジのセンターバックで彼より多くのシュートを打っている選手はいない。リーグで平均1.6本のシュートを打っており、そしてそのほとんどはヘディングによるものだ。

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一試合に一回はヘディングシュートを放っているというのは驚異的である。しかもまだ20歳にもなっていないのに、だ。引く手数多なはずであり、またアヤックスが強いことにも納得できる。

ヴィリ・オルバン(RBライプツィヒ)

オルバンはライプツィヒでキャプテンを務めている選手だ。

ドイツ出身でユース世代ではドイツ代表を選んでいたが、A代表ではハンガリー代表としてプレーしている。今季のブンデスでトップクラスである平均1.2回のシュートを記録しているオフェンシブなセンターバックである。

傭兵とも評されるような金満チームをまとめるのはかなり難しいタスクに見えるが、オルバンはリーダーとしても有能な選手と言えるだろう。

シェイン・ダフィー(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)

プレミアで最もシュート数が多いセンターバックはブライトンのアイルランド人、ダフィーだ。

エヴァートンに見限られた選手だが、今季の活躍ぶりは買い戻しに値するだろう。アジリティはないが、屈強で古典的なディフェンダーである。平均1.1回のシュートを記録し、ここまで5ゴールを決めている。

ブライトンはギリギリ残留圏だが、残りの試合はアーセナルとシティ。防戦一方の展開になることが予想され、ダフィーにとっては正念場となるだろう。

ジャンルカ・マンチーニ(アタランタ)

年代別イタリア代表にも選ばれているアタランタのセンターバックであるマンチーニは守備面もさることながら攻撃面での貢献度が非常に高い。

競り合いを得意とし、セットプレーでのターゲットとして優秀な選手だ。平均1.5本のシュートはセリエAのセンターバックの中で突出している。

そのうち5ゴールをマークしており、得点力のあるディフェンダーまで揃えるアタランタの攻撃は破壊力抜群である。

セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)

言わずと知れたレアルのセットプレーの切り札、セルヒオ・ラモスは今季平均して1.1回のシュートを放っている。

33歳とベテランになり、クラブは不調に陥っているが、衰えないスタッツの一つだ。センターバックのシュート本数ではリーガ1位である。また、数だけではなく正確でもあり、枠に飛ばした本数も1位だ。

6ゴールも挙げる決定力は相手ボックス内でストライカー並みの脅威となっている。

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