お祝いソングには苦笑も…「気持ち込めて歌ってくれるだけで十分です」
■ソフトバンク 7-2 オリックス(5日・ヤフオクドーム)
5日、ソフトバンクはオリックスを相手に7-2で快勝。このカードの勝ち越しを決めるとともに、チームは4連勝を飾った。また、工藤公康監督の誕生日である5月5日は5年連続の勝利となった。
監督就任以来、自らの誕生日には5戦5勝。お立ち台に上がったヒーローによる「ハッピー・バースデー」の歌唱も今や恒例行事となった。試合後の工藤監督は「ありがとうございます。勝てたことが何より嬉しいですし、みんなが生き生きと野球をしてくれているのが何よりだと思います」とニッコリと笑った。
先発で7回2失点のミランダについては「真っ直ぐを待っていてもファールや凡打が多かった。前回の反省というか、非常に気持ちが出ていたピッチングだったと思います」と評価。さらに、同じキューバ勢としてソロ弾でミランダを援護したデスパイネとグラシアルについても「あの2人のホームランで勝ちパターンのピッチャーを休ませることができた」と喜んだ。
先制のホームインにつながる三塁打、さらに二盗、三盗を決めた周東佑京については「彼の足というもの、警戒してても走れる素晴らしさをファンの方に見てもらえたんじゃないですかね」と称賛。同時に周東の歌声が聞こえてくると、工藤監督は少し苦笑いしながら「いやいや、気持ちを込めて歌ってくれるだけで十分です」と語った。
また、ここまで打撃不振に苦しんでいた明石健志が、バック宙サヨナラ弾以来となる今季2本目のヒットを放ったことについて「良かったですね。あの後、打球の感じも良くなったし、これを機に上がっていってくれたら」とベテランの復活に期待を寄せていた。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)