ブリュワーズ・ブラウン 延長18回逆転サヨナラ打

【メッツ3-4xブリュワーズ(延長18回)】@ミラー・パーク

延長18回までもつれた熱戦に決着をつけたのは、ブリュワーズの6番打者、ライアン・ブラウンが放ったこの試合6本目のヒットだった。メッツが1点を勝ち越した直後の延長18回裏、ここまでの7打席で5安打を放っていたブラウンが一死満塁のチャンスでバッターボックスへ。メッツ8番手のクリス・フレクセンがカウント2-1から投じた4球目、真ん中に甘く入った94.8マイルの速球を逃さず捉えてライト前へ弾き返し、二者を生還させる逆転サヨナラタイムリーを放った。35歳となり、かつての打棒は影を潜めつつあるブラウンだが、1試合6安打の大活躍でチームの勝利に大きく貢献。チーム11安打の過半数を1人で叩き出す見事な活躍ぶりだった。

メッツがザック・ウィーラー、ブリュワーズがジオ・ゴンザレスの先発で始まった一戦は、2回表にメッツがアメッド・ロサリオのタイムリー三塁打で先制。3回裏にブリュワーズはロレンゾ・ケインのタイムリーとマイク・ムスターカスのタイムリー二塁打で逆転に成功したが、メッツは9回表の先頭打者、ピート・アロンゾが10号ソロを放ち、土壇場で同点に追い付いた。その後、両軍ともチャンスを生かせないまま試合は延長18回に突入し、延長18回表にメッツがジェフ・マクニールのタイムリーで勝ち越しに成功。試合は決まったかに思われたが、その裏、ブリュワーズは3つの四球で一死満塁のチャンスを迎え、ブラウンがひと振りで試合を決めた。ブリュワーズ8番手のテイラー・ウィリアムスが4回1失点で今季初勝利をマーク。メッツ8番手のフレクセンは今季2敗目を喫した。

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