CAは時差ボケにならないの?
CAの生活と言えば「不規則」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。皆さんのイメージ通り、CAの生活は不規則で、体力勝負です。
出社時間を例にとると、早朝4時出社の日があったかと思えば、数日後の出社時間は夜の10時といった具合。フライト時間も、国内線の一番短い場所で約1時間から、長距離国際線で約16時間まで実に様々な勤務スタイルがあります。
そんな勤務スタイルでも機内では笑顔で接客しているCAの疲労対策、時差ボケ対策をご紹介いたします。海外旅行からの帰国後、元気に過ごすためにも必見です!
時差ボケを防ぐための機内での過ごし方
時差ボケを防ぐには、機内での過ごし方も大切です。飛行機が離陸したら、到着地の時間に合わせて過ごすことをおすすめします。
CAは、離陸すると時計を現地時間に合わせます。実は機内の灯りの調節や、機内食の提供時間など、基本的に到着地の時間に合わせてサービスしているのです。
ですから、機内の灯りが消えたら、もし眠くなくても、アイマスクをして身体を休めてみる、機内食のサービスが始まったら少しだけでも食べてみるなど、交感神経と副交感神経の働きを調節すると、時差ボケを防ぐことにつながります。
旅行中のおすすめ疲労対策
CAは、ヒールのあるパンプスを履いての立ち仕事がとても多いので、1日の仕事を終えると足がパンパン。
そのため、キャリーバッグの中に必ず入れていたグッズが、「マッサージローラー」と「着圧靴下」。
周りのCAもこの二つは必ず持っていました。就寝時にも使える着圧靴下は、寝る前のリラックスタイムから、ベッドの中でも使えておすすめです。
あるとき、アメリカへのフライトが終わり、各々ホテルの部屋で眠る準備を整えている頃、ボヤ騒ぎがありました。
みんな慌てて部屋を出て、廊下に集まると、全員が着圧靴下を履いていた、ということがありました。
少々緊迫した雰囲気の中で、お互い顔を見合わせ、クスッと笑ってしまった思い出があります。
旅行中は朝から観光地に出かけ、一日中歩きっぱなしで足が疲れてしまうこともあるでしょう。
そんなときに、マッサージローラーと着圧靴下を持っていると、役に立つこと間違いなしです。
また、タイやシンガポールなど東南アジアに旅行に行かれる方は、マッサージ店に行くのがおすすめです。東南アジアは、日本に比べてマッサージ料金が格安なのです。
旅行中、その日の疲れはその日のうちにケアし、疲れを翌日に持ち越さないようにすると、帰国後も元気に過ごせますよ。
海外旅行後の時差ボケの治し方は?
時差ボケを治すには、少しでも早く日常の生活リズムに戻すことが大切です。
友人の国際線パイロットが話してくれた時差ボケ対策によると、海外からのフライトで日本に帰ってきて、寝るのが遅くなっても、なるべく翌朝は7時か8時には起きる、というもの。
時差のある国から帰ってくると、朝起きてもなんだかすっきりせず、二度寝したくなることもあるかもしれません。
そんなときでも、頑張って起きることで、日本時間に体を戻すことができるそうですよ。
筆者は寝ることが大好きで、長時間寝ることができるタイプ。
長距離フライトが終わって夕方に家に帰ったら、すぐに寝る準備を整えて、ベッドに入り、翌朝8時まで寝ていました。
睡眠時間は約15時間!この長時間寝るという方法で、まったくと言っていいほど時差ボケに悩んだことはないのです。
寝ることが大好きでいくらでも寝られるというタイプの方は、この方法も有効かもしれません。
ゴールデンウィークの旅行疲れは今日解消!
旅行先や、帰国後は、長時間のフライトの疲れでのんびりベッドで休みたくなることもあるかもしれません。
そんな時にはCAの疲労対策や時差ボケ対策をヒントに、楽しく元気に過ごしてみてくださいね。