GWの観客動員はどうだった? 全57試合で200万人、巨人&阪神は6戦27万人超

NPBはゴールデンウィーク中に200万人を超える観客動員を記録

史上初の10連休、セパ両リーグの試合にも数多くの観客が訪れた

 史上初の10連休となった今年のゴールデンウィーク。NPBの各球団は、ほぼ無休で試合を行い、200万人を超える観客動員を記録した。

 各球団の観客動員を見ていこう。昨年は4月28日(土)から5月7日(月)まで。今年は4月27日(土)から5月6日(月)まで。%は各球場の公称の客席数に基づく動員率で、昨年は5月1日、2日、7日は平日。今年は10連休だった。

○パ・リーグ6球団の主催試合の観客動員
西武(メットライフドーム、3万2725人)
2018年3試合9万2858人(平均3万953人)92.2%
2019年6試合18万1855人(平均3万309人)92.6%
※昨季は収容3万3556人、今季から3万2725人に

ソフトバンク(ヤフオクドーム、4万178人)
2018年3試合11万5590人(平均3万8530人)100%
2019年6試合23万5792人(平均3万9299人)97.8%
※昨季は収容3万8530人、今季から4万178人に

日本ハム(札幌ドーム、4万2274人)
2018年5試合15万8448人(平均3万1690人)75.0%
2019年3試合10万8770人(平均3万6257人)85.8%

オリックス(京セラドーム、3万6220人)
2018年6試合15万3323人(平均2万5554人)70.7%
2019年6試合17万3437人(平均2万8906人)79.8%
※昨季は3万6154人、今季から3万6220人に

ロッテ(ZOZOマリン、3万348人)
2018年6試合15万5920人(平均2万5987人)86.5%
2019年3試合8万1552人(平均2万7184人)89.6%
※昨季までは3万60人、今季から3万348人に

楽天(楽天生命パーク、3万508人)
2018年3試合8万1945人(平均2万7315人)89.5%
2019年3試合8万1481人(平均2万7160人)89.0%

パ・リーグ
2018年26試合75万8084人(平均2万9157人)82.9%
2019年27試合86万2887人(平均3万1959人)90.3%

 今年のパ・リーグは4月30日に試合を組まなかった。昨年より1試合多かっただけだが、観客数は10万人以上増加。動員率は90%を超えた。日本ハムとオリックスが10ポイント前後の大幅な増加。楽天はトータルでは横ばいだったが、4月28日には過去最多の2万8323人を動員した。

巨人は動員率98.8%、阪神も98%と高い数字を記録した

○セ・リーグ6球団の主催試合の観客動員
広島(マツダスタジアム、3万3000人)
2018年5試合15万8572人(平均3万1714人)96.1%
2019年3試合9万5907人(平均3万1969人)96.9%

ヤクルト(神宮球場、3万1805人)
2018年6試合17万3000人(平均2万8833人)90.7%
2019年4試合12万2470人(平均3万618人)96.3%

巨人(東京ドーム、4万6000人)
2018年3試合13万2772人(平均4万4257人)96.2%
2019年6試合27万2652人(平均4万5442人)98.8%

DeNA(横浜スタジアム、3万3000人)
2018年3試合8万6878人(平均2万8959人)99.9%
2019年4試合12万7207人(平均3万1802人)96.4%
※昨季までは2万9000人、今季から3万3000人に

中日(ナゴヤドーム、3万6627人)
2018年3試合10万2335人(平均3万4112人)93.1%
2019年7試合24万2766人(平均3万4681人)94.7%
※昨季までは3万6650人、今季から3万6627人に

阪神(甲子園球場、4万7508人)
2018年5試合23万2387人(平均4万6477人)97.8%
2019年6試合27万9392人(平均4万6565人)98.0%

セ・リーグ
2018年25試合88万5944人(平均3万5438人)94.9%
2019年30試合114万394人(平均3万8013人)100.1%

 セ・リーグは10連休中フルに試合を行った。昨年は、5月2日の広島対巨人戦と阪神対DeNA戦が雨で中止となったほか、5月7日も試合がなかった。このため、今年のほうが5試合多く、観客動員も昨年より26万人ほど多い114万人。球場の収容人員に差があることから、動員率は100%を超えた。

 動員率が90%を超えるとほぼ満員。95%を超えると超満員という印象になるが、98%を超えた巨人、阪神は「立錐の余地もない」印象になるだろう。DeNAは横浜スタジアムの改修工事によって「ウィング席」ができ、客席数が約4000席増加したが、その席もほぼ埋まった。

○NPB全体
2018年51試合164万4028人(平均3万2236人)88.9%
2019年57試合200万3281人(平均3万5145人)95.8%

 トータルでは200万人超え。このペースでいけば昨年の2550万人を上回る観客動員も見えてくるだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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