UEFAチャンピオンズリーグ準決勝リヴァプールvsバルセロナの2ndレグはリヴァプールが4-0で勝利し、2戦合計4-3で大逆転勝利し、2年連続で決勝進出を果たした。
アンフィールドは無類の強さを誇る
この試合、ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラーの2人を怪我で欠くという窮地に立たされたリヴァプール。だが、アンフィールドはリーグ戦16勝2分、CLは4勝1分と圧倒的な強さを誇る場所であり、どのチームも苦しめられた場所であった。
この試合のバルサもリヴァプールのアグレッシブさやアンフィールドの雰囲気に飲み込まれた感があった。事実、ボールを繋げるようになるまで、かなりの時間を要した。
殊勲のオリギ&ワイナルドゥム
得点を決めたディボック・オリギは、フィルミーノの代役、ジョルジニオ・ワイナルドゥムはアンドリュー・ロバートソンに代わる後半からの投入と、2人とも「アクシデント」的な形での出場だったが、共に2得点を決めた。しかも、共にシュート2本で決めたものだった。
イスタンブールの奇跡との共通点
今シーズンのCLは、前回優勝のした「イスタンブールの奇跡」に似通った点がある。
グループリーグ第6節で勝利し、決勝トーナメント進出
04-05シーズンのグループリーグ第5節が終了した時点でリヴァプールは2位オリンピアコスに勝ち点3差をつけられており、第6節は両者の直接対決。試合終盤にジェラードのミドルが決まり、3-1で劇的な突破を果たした。
今シーズンもグループリーグ最終節で勝ち点差3差の2位ナポリにサラーのゴールで1-0で勝利し決勝トーナメント進出を果たした。
さらに04-05シーズンのファイナル、ミラン戦は前半0-3で折り返しながら後半怒涛の追い上げで同点に追いつき、PK戦の末に勝利を収めた。
そして今日、1stレグ0-3で敗北を喫しながら、2戦合計4-3で決勝進出を果たした。あとひとつ、勝ってこその本当の「奇跡」が完成すると言えるだろう。決勝の相手はアヤックスか、トッテナムか。バルサを倒した今のリヴァプールに付け入る隙はほとんどない。