アイコフが8回3安打無失点の快投 フィリーズ完封勝利

【フィリーズ5-0カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

フィリーズは今季4度目の先発登板となったジェラッド・アイコフが8回106球を投げてカージナルスの強力打線を3安打無得点に封じる快投を見せ、チームを勝利に導いた。不振のニック・ピベッタに代わって4月下旬から先発ローテーション入りしたアイコフは、この日も安定したピッチングを展開。カージナルス打線に連打を許さず、得点圏に走者を背負ったのもヤディアー・モリーナに二塁打を浴びた8回裏だけだった。今季2勝目をマークしたアイコフを、ゲーブ・キャプラー監督は「(相手打線を)全く恐れることなく投げていた」と絶賛。今季の防御率は1.50となり、先発の柱と呼んでも過言ではないほどの活躍を続けている。

カージナルス先発のジャック・フラハティの前に4回までほぼ完璧に封じられていたフィリーズ打線は、5回表に突如爆発。無死一塁からオドゥベル・ヘレーラのタイムリー二塁打で先制すると、その後もセザー・ヘルナンデスの2点タイムリーなどで追加点を奪い、打者10人を送り込む猛攻で一挙4点を先制した。7回表には3番手のジオバニー・ガジェゴスからヘルナンデスが3号ソロを放ってリードは5点に。アイコフのあとは、セランソニー・ドミンゲスが1イニングを三者凡退に抑え、完封リレーを完成させた。「1番・二塁」で先発出場したヘルナンデスは3安打3打点の活躍で打線を牽引。カージナルスは前日に続いて打線に元気がなく、本拠地での3連戦を1勝2敗で終えた。

© MLB Advanced Media, LP.