一支国博物館 入館者95万人突破

一支国博物館の入館者95万人目になった江藤君(前列中央)と家族ら=壱岐市立一支国博物館

 長崎県壱岐市芦辺町の市立一支国博物館の入館者が9日、95万人を突破した。95万人目は福岡県糸島市の江藤直柔(なおなり)君(12)。セレモニーで須藤正人館長から展示図録セットや同館オリジナル商品などが贈られた。

 江藤君は家族ら7人で来館。ガイドの説明を受けながら展示品を見たり触ったりした。誕生日の翌日という江藤君は「とても思い出に残る旅行になった。授業で縄文・弥生時代を習い興味があったので、見たことを自主学習ノートにまとめて提出したい」と話した。

 同館は2010年3月開館。市内の遺跡から出土した遺物など約2千点を常設展示し、弥生時代の原の辻遺跡を再現したジオラマなどを設置している。現在は特別企画展「海中顔面博覧会」を開催中。海中カメラマン、中村征夫さんが国内外の海で撮影した海中生物の顔など90点を展示している。

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