母国ポルト県マイア出身のブルーノ・フェルナンデスは1994年9月8日生まれの24歳。ユース年代からポルトガル代表に名を連ね、その高い攻撃センスで所属したクラブでは司令塔として活躍してきた。そんな彼には数多くの欧州ビッグクラブが熱視線を送っているが、どうやら今夏イングランド・マンチェスターシティへの加入が濃厚だとされている。
母国ボアビスタＦＣで長くユース年代を過ごし、その後移ったイタリア・ノヴァーラでトップチームデビュー。所属したのは2012年－2013年の1シーズンだけであったが、23試合で4得点の活躍を見せたフェルナンデスは翌年セリエＡのウディネーゼへと移籍している。同年11月にセリエＡデビューを果たした彼は12月ナポリ戦で待望のセリエＡ初ゴール。所属した3年間で86試合に出場し10得点の活躍を見せた。その後加入したサンプドリアでも所属したのは1シーズンのみ。彼が才能を開花させたのは2017年、母国の名門スポルティングに加入してからであった。
長くイタリアでプレーを続け、所属した3クラブではいわゆる司令塔として存在感を発揮してきたフェルナンデス。スポルティングに移ってからもその立ち位置は変わらず、攻撃の中心として欠かせない働きを見せてきた。驚くべきはそのスタッツで昨シーズンは公式戦56試合で16ゴール20アシスト、そして今シーズンは50試合で31ゴール17アシストを記録した。リーグレベルに違いはあれど、彼に7000万€（約87億）の値がつくのにも納得ができる。
変幻自在の両足から繰り出す美技、その類まれなる攻撃センスは欧州トップレベルだといっていいだろう。インサイドハーフの選手として欧州ビッグクラブが選ぶにはこれ以上なく完璧なチョイスであるはずだ。
