「少年事件の被害者になって、考えたこと」 子どもの居場所づくり・山口由美子さんが講演 5月19日

▲山口由美子さん

 公開講座「少年事件の被害者になって、考えたこと~西鉄高速バスジャック事件から」が、5月19日(日)午後1時半から3時まで山口グランドホテル(山口市小郡黄金町1)で開かれる。入場無料で、事前申し込みも不要(希望者多数の場合は先着順)。

 講師を務めるのは、2000年5月に起きた「西鉄高速バスジャック事件」被害者の山口由美子さん。山口さんは当時、犯人の少年から全身10カ所以上切り付けられ重傷を負った。にもかかわらず、不登校だった犯人のような青少年を生まないために、2002年4月から不登校や引きこもりで悩む親の会の開設や子どもたちの居場所づくりなどに取り組んでいる。また、佐賀少年刑務所では新入受刑者に向けて毎月講話を行っている。

 主催するのは、(公社)山口被害者支援センター(TEL083-976-5152)。同センターでは、被害者支援に関心ある人たちが、専門ボランティア「被害者支援員」になれる養成講座(受講無料)も開催する。①入門講座(3回)と②初級講座(7回)があり、今回の講演は①の第1回を兼ねている。2回目は5月29日(水)、3回目は6月5日(水)にある。なお、②は①の修了認定者が対象で、6月から8月にかけて実施される。申し込み、問い合わせは同センターへ。

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