〈編集部レビュー〉ストレスフリーな着心地がたまらない”MHWのプレシェル”がヘビロテ確定! 2019年4月にマウンテンハードウェアより発売された「プレシェル」。編集部でも、トレランなどの激しく動くスポーツでも快適な通気性や、クライミングで岩に擦っても破れにくいタフさを兼ね備えた新しいウェアとして注目していました。早速、手に入れたプレシェルを着用した編集部員。プレシェルを登山で使った感想や気になったことをレビューします。

2019年春、めちゃくちゃ使い勝手の良いウェアに出会った!!

基本的には暑いからTシャツだけど、風が吹いたらシェルを着たい。でも、着ると暑い。」我慢しようと思えばできるけど快適に登山をしたいな・・・と、特に春~秋にかけて悶々としていました。

2019年4月。ついに、そんな悩みから開放してくれるウェアに出会うことができたんです。それがマウンテンハードウェアから発売された「プレシェル」

【4月新発売】薄くて軽量、だけどハードに使える〈プレシェル〉に注目!
2019年4月。アメリカで誕生したクライマーズブランド『マウンテンハードウェア』より、全く新しいシェルの”プレシェル”が登場する。薄く...

早速手に入れて、着てみました。

感想はこちら

このウェア一言でいうと、

クライミングシーンでも使えるタフさと、トレイルランニングでも快適な通気性が売りのプレシェルですが、登山やハイキングでも活躍間違いなしの着心地でした。

ザックに1枚入れておきたい、プレシェルの実力とは?

4月下旬~5月上旬に日帰りハイキング、トレラン、テント泊縦走で着用した時の感想を紹介します。

「防風性」「通気性」のバランスが温度のストレスを開放!

風よけのためにシェルを着ると「風は防げたけど、暑い・・・」なんてことありませんか?暑がりの私もよく悩まされていて、「風を防ぐ」「暑いのを我慢するか」のどちらかでモヤモヤ。

プレシェルを着て感じたのはウェア内の空気抜けの良さ。通気性が良く、温かい空気がウェアの中にほとんどこもらないため、シェル内の熱を気にせずに山歩きを楽しむことができます。

それでいて防風性もしっかりしているので、外からの風もしっかりとシャットアウト。風で体が冷えることもありませんでした。

軽くてしなやか!なのに、タフだから動きが制限されない!

(写真は男性用Sサイズ)

とにかく軽い!目安として200gを下回ると軽量なウィンドシェルの部類に入りますが、それを下回る(※1)軽さです。
※1:男性用Mサイズで約140g(メーカー公式)
そして、抜群の着心地を実現しているもう一つのポイントが「しなやかさ」。クライミングやトレランなどの激しいアクティビティでの着用を想定しているだけあって、タイトなシルエットでも動きにくさは全く感じません。

言い過ぎに感じるかもしれませんが、『着ていることを感じさせない軽さとしなやかさ』がプレシェルの特徴だと感じました。

しかし、薄くて柔らかいウェアで気になるのが、木の枝や岩で擦れて破れてしまうという点。せっかくのいいウェアも、破れてしまっては台無しです。

樹林帯や岩登りで使いましたが、枝に引っかかったり岩で擦れたりしても、生地が破れることはありませんでした。破れなど、余計なことを気にしなくて良いのはうれしいですね。
※今回、枝が刺さった場合は試していません。

合計12時間ほどテント泊の装備が入ったザックを背負っていましたが、生地の表面が擦れてボソボソと毛羽立つこともありませんでした。

あえて気になる点を上げるならば・・・

基本的に大満足のプレシェル。今のところこれといって不満はありません。ただ強いていうならば、

防水機能はない

という点くらいでしょうか。

気になる点というよりは、このウェアの着心地が良いので、防水性がプラスされればさらに使い勝手が良くなるな~という願望です。(防水性をプラスすることで、今の着心地を維持するのが難しいことはわかりますが。)

雨に対する対策で言うと、スリムなデザインなのでプレシェルの上からレインウェアを羽織ることができました。なので、雨が降ってきても困ることはなかったです。

注意程度ですが、生地が柔らかいのでポケットにものを入れると写真のようにダルんとなってしまいます。たくさん入れすぎるとブサイクな見た目になるので、気にしておいてください。

その他、細かな作りを見てみよう

チャックの裏も抜かりなし。風を防いだり、着心地を良くするための工夫もバッチリです。

他のウィンドシェルだと、袖や裾の部分が調整できるベルクロやドローコードがついていることがありますが、プレシェルはそういった機能はついていません。

そのため、購入時にしっかりとサイズをチェックすることをおすすめします。

さらに嬉しい、街でも着やすい”美”シルエット

(着用サイズ:S、モデル身長:170cm)

シルエットがスリムなので、街着としても着やすいデザイン。ちょっと風が強くて肌寒い時などにも、パッと羽織れます。

今回のチョイスしたウェアは赤色なのでデニムやカーキ、黒など、どんなパンツとも相性が良いので着回しも簡単です。

収納サイズはiPhone Xとほぼ同じ

かさ張るウェアだと持ち運びもおっくうですが、プレシェルは収納するとスマホと同じくらいの大きさまで小さくなります。
登山中は、ザックのサイドポケットに収納できるくらいのコンパクトさです。

もちろん厚みはありますが、片手に収まるくらいのサイズなのでカバンに入れていても邪魔になりません。

右ポケットの裏側に収納用のポケットがついているので、そこに入れていくだけです。ほんの数秒あれば収納可能。

着心地バツグンのプレシェル。ヘビロテ決定です!

手に入れてからいくつかの山で着てみましたが、暑さを感じさせずに不快な風だけをシャットアウトしてくれるので、ずっと着ていられるウェアです。

ちょうどいい行動着をお探しの方は、ぜひ一度、プレシェルのストレスフリーな着心地を体感してみてください。

別の編集部員も着用してます

(GWに唐松岳で着用)

「軽くて小さくなるのに、着た時の感動は大きい!」そんなウェアです。なんのストレスや不満も感じさせないのが、ただただすごいな~と感じます。

プレシェルが気になる人はチェックしよう!

【メンズ】
■コアプレシェルフーディー

【サイズ】S、M、L
平均重量】140g(Mサイズ)
【カラー】5色(Dive、Void、Dark Citron、Dark Zine、Racer)

コアプレシェルプルオーバー

サイズ】S、M、L
【平均重量】115g(Mサイズ)
【カラー】5色(Dive、Void、Dark Citron、Dark Zine、Racer)

【レディス】
■コアプレシェルフーディー

【サイズ】XS、S、M
【平均重量】121g(Mサイズ)
【カラー】4色(Dive、Void、Dark illusion、Daze)

■コアプレシェルプルオーバー

【サイズ】XS、S、M
【平均重量】97 g(Mサイズ)
【カラー】4色(Dive、Void、Electric Sky、Daze)

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