平戸市南部の志々伎(しじき)町を盛り上げようと、志々伎漁協(後藤正喜組合長)の「おさかな祭り」と福田酒造(福田詮社長)の酒蔵開きが11日あり、市内外から訪れた多くの来場者でにぎわった。
両イベントは、志々伎地区の活性化を目的に毎年同時に開催している。おさかな祭りでは、近海で取れたタイやウチワエビ、アジなどを格安で販売。重さ約30キロのマグロの解体ショーや、地元のよさこいチームの演舞もあり、多くの見物客が拍手を送っていた。小学3年までを対象にした魚のつかみ取り大会もあり、水槽の中で泳ぐタイやブリなどを子どもたちが元気に追い掛けた。
酒蔵開きでは、フルーティーな飲み口が特徴の「長崎美人」の蔵開き限定酒や、甘口でまろやかな味わいの「福田うすにごり」の試飲に多くの愛飲家が詰め掛け、買い求める姿が見られた。敷地内にある酒の資料館「福鶴じゃがたらお春博物館」を無料開放し、酒蔵見学などもあった。福田社長(67)は「平戸南部の地域おこしの核となれるよう今後も頑張りたい」と話した。
平戸・志々伎の味覚 酒や魚に舌鼓
- Published
- 2019/05/12 11:00 (JST)
- Updated
- 2019/05/12 15:20 (JST)
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