ブルージェイズがジャクソン獲得 メジャー新記録誕生へ

日本時間5月12日、ブルージェイズは金銭トレードでアスレチックスから35歳のベテラン先発右腕、エドウィン・ジャクソンを獲得したことを発表した。ジャクソンはオクタビオ・ドーテルと並ぶメジャータイ記録となる13球団でのプレイ経験があり、ブルージェイズで公式戦に出場するとメジャー新記録が誕生することになる。現在、ブルージェイズはクレイ・バックホルツとクレイトン・リチャードを故障で欠いて先発投手が不足しており、ジャクソンの先発ローテーション入り、そしてメジャー新記録の誕生が確実視されている。

ジャクソンは2011年のノン・ウエーバー・トレード・デッドラインでブルージェイズに移籍したことがある。しかし、直後にカージナルスへトレードされ、ブルージェイズでの公式戦出場はゼロ。そのため、これまでにプレイした13球団のなかにブルージェイズは含まれておらず、ブルージェイズの一員として公式戦に出場すれば、「メジャー14球団でプレイ」という新記録が誕生する。

昨季のジャクソンは、アスレチックスで17試合に先発して6勝3敗、防御率3.33をマーク。シーズン終了後にフリーエージェントとなったものの、レギュラーシーズン開幕までに契約を得ることができず、日本時間4月12日にアスレチックスとマイナー契約を結んだ。今季はマイナー2階級で計3試合に先発して1勝0敗、防御率6.75という成績。メジャー16シーズンの通算では104勝123敗、防御率4.60をマークしている。なお、ジャクソンのこれまでの所属チームは以下の通りとなっている。

●2001年のドラフトでドジャースから6巡目指名。2003年にメジャーデビュー(1球団目)
●2006年1月、2対2のトレードでデビルレイズ(2008年からレイズ)へ移籍(2球団目)
●2008年12月、1対1のトレードでタイガースへ移籍(3球団目)
●2009年12月、ヤンキースを含めた三角トレードでダイヤモンドバックスへ移籍(4球団目)
●2010年7月、1対2のトレードでホワイトソックスへ移籍(5球団目)
●2011年7月、2対2のトレードでブルージェイズへ移籍した直後に4対4のトレードでカージナルスへ移籍(6球団目)
●2012年2月、フリーエージェントとしてナショナルズと契約(7球団目)
●2013年1月、フリーエージェントとしてカブスと契約(8球団目)
●2015年8月、フリーエージェントとしてブレーブスと契約(9球団目)
●2016年1月、フリーエージェントとしてマーリンズと契約(10球団目)
●2016年6月、フリーエージェントとしてパドレスと契約(11球団目)
●2017年4月、フリーエージェントとしてオリオールズと契約(12球団目)
●2017年6月、フリーエージェントとしてナショナルズと契約
●2018年1月、フリーエージェントとしてナショナルズと契約
●2018年6月、フリーエージェントとしてアスレチックスと契約(13球団目)
●2019年4月、フリーエージェントとしてアスレチックスと契約
●2019年5月、金銭トレードでブルージェイズへ移籍(14球団目?)

© MLB Advanced Media, LP.