コパアメリカ2019年大会が日本時間6月15日(土)から始まる。そこで同大会の歴史を振り返ってみよう。
世界最古の大陸選手権
コパアメリカ(1975年以前の名称は南米選手権)の第1回大会が開催されたのは、1916年のことであり、参加国はアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、チリの4カ国のみであった(初代王者はウルグアイ)。コパアメリカは世界最古の大陸選手権であり、長い歴史のある大会である。
前回王者はチリ
原則4年ごとに開催される同大会だが、2016年にCONMEBOL(南米サッカー連盟)の創設100周年を祝って記念大会が行われた(第1回大会から100年の節目でもある)。この、南米サッカー連盟は世界最初のサッカー連盟でもあった。
この記念大会はチリが優勝し、2年連続2回目の栄冠であった。なお、アルゼンチンが2年連続準優勝であり、いずれもPK戦での決着となった。
日本代表も出場経験あり
日本代表は1999年大会に招待され、初出場を果たした。同大会は日本がペルー、パラグアイ、ボリビアとグループリーグで対戦し、1分2敗でグループリーグ敗退に終わった。
同大会で呂比須ワグナーが(コパアメリカにおける)日本代表初ゴールを含む2ゴール、三浦淳宏が1ゴールを記録し、同大会における「日本代表の得点者」となっている。
1999年大会日本代表メンバー
GK
下田 崇(23/サンフレッチェ広島)
川口 能活(23/横浜F・マリノス)
楢崎 正剛(23/名古屋グランパスエイト)
DF
井原 正巳(31/横浜F・マリノス)
秋田 豊(28/鹿島アントラーズ)
相馬 直樹(27/鹿島アントラーズ)
安藤 正裕 (27/清水エスパルス)
斉藤 俊秀 (26/清水エスパルス)
服部 年宏(25/ジュビロ磐田)
鈴木 秀人 (24/ジュビロ磐田)
森岡 隆三 (23/ 清水エスパルス)
MF
田坂 和昭 (27/清水エスパルス)
藤田 俊哉 (27/ ジュビロ磐田)
名波 浩 (26/ ジュビロ磐田)
望月 重良 (25/名古屋グランパスエイト)
三浦 淳宏 (24/ 横浜F・マリノス)
伊東 輝悦 (24/清水エスパルス)
奥 大介 (23/ ジュビロ磐田)
福西 崇史 (22/ ジュビロ磐田)
FW
吉原宏太(21/コンサドーレ札幌) ※
呂比須ワグナー (30/ 名古屋グランパスエイト)
岡野 雅行 (26/浦和レッドダイヤモンズ)
城 彰二 (23/横浜F・マリノス)
カッコ内は当時の年齢および当時の所属チーム
※大会直前に中山 雅史 (31/ ジュビロ磐田)が負傷離脱した為、急遽追加招集
今回はコパアメリカの歴史や同大会に招待日本代表の成績を振り返ってみた。次回は後編をお伝えする。