観光MaaSアプリ「Izuko(イズコ)」で伊豆を旅しよう[“モビリティの世界” Vol.12]

観光MaaSアプリ「Izuko」で伊豆を旅しよう[“モビリティの世界” Vol.12]

川端康成の小説「伊豆の踊り子」の舞台で最新観光用MaaSアプリを試す

国内旅行者、そして訪日外国人向けの観光用として注目されているスマホのアプリがあります。それが「観光用MaaS(マース)アプリ」です。観光用MaaSアプリとは、どんなアプリなのでしょう。

実際に2019年4月1日からサービスが始まった静岡県の伊豆半島で使える観光用MaaSアプリ「Izuko(イズコ)」を使って、川端康成の小説「伊豆の踊り子」の舞台をめぐりながら旅してみました。

「Izuko(イズコ)」はどうして生まれたの?

観光MaaSアプリ「Izuko」で伊豆を旅しよう[“モビリティの世界” Vol.12]
観光MaaSアプリ「Izuko」で伊豆を旅しよう[“モビリティの世界” Vol.12]

観光用MaaSアプリ「Izuko(イズコ)」は、2019年静岡ディスティネーションキャンペーンに合わせ、東京急行電鉄(東急)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、JR東日本企画の3社により作られました。

利用できる期間は、2019年4月1日から6月30日(2019年静岡ディスティネーションキャンペーンと同期間)、そして、9月1日から11月30日の6カ月です。この6カ月間は実証実験の期間で、その結果を踏まえてさらに改善が行われます。

旅先で使えるスマホアプリ、まずは伊豆から

観光MaaSアプリ「Izuko」で伊豆を旅しよう[“モビリティの世界” Vol.12]

不慣れな旅先では、最寄りの駅から目的地まで移動手段が整っていない場合や、旅先の路線バスもどこをいつ走るのかなど、わからない事はたくさんありますよね。

お店に入っても、クレジットカードが使えず現金のみということが度々あって、不自由したことはありませんか?

スマホで調べようにも観光情報はバラバラで、旅の計画も立てにくかったりしませんでしたか?

そんな、旅行者にとって不便なあれこれを整えて、地域を元気にしよう!というのがこの観光用アプリの目的です。

まず伊豆半島から開始し、全国各地で広めていきたいと観光用アプリ「イズコ」の関係者は思っています。

「Izuko(イズコ)」でできることは?

観光MaaSアプリ「Izuko」で伊豆を旅しよう[“モビリティの世界” Vol.12]

観光用 MaaSアプリ「イズコ」は、これまでバラバラに検索、予約、決済をしていた鉄道、バス、AIオンデマンド乗合バス、自転車シェアなどの交通機関を1つのアプリ内で完結出来ます。

また、交通機関だけではなく、観光地の入場券などもアプリ内で購入が可能です。

観光をする前や、自宅で旅の計画をたてる際などに使いやすいことを目標に開発が進められています。

自宅から伊豆半島までのルートに加え、伊豆半島内のルート検索。電車、バスなどを組み合わせた乗換えの提案、2日間乗放題のデジタルフリーパスの購入(東伊豆で使えるイズコ 大人3700円・小人1850円/中伊豆と東伊豆で使えるイズコ ワイド 大人4300円・子ども2150円)、観光施設の入場券の事前購入、自転車シェア、カーシアの予約、AIオンデマンド交通の呼び出しなど、伊豆半島で必要な情報が「イズコ」には盛りだくさんです。

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