小学生ユーチューバー・ゆたぼんに罪はない 父親中村幸也氏は第二の絵本作家のぶみさん?

少年革命家ゆたぼんチャンネルより

「学校に行かなければ、行かなくていい」。その通りかも知れません。脳科学者・茂木健一郎さんら有名人が小学生ユーチューバー、ゆたぼんへ賛成の意を示しています。

参考記事:『絶対にユーチューバーなんかになるな!』|悪役YouTuber・シバター | TABLO

ゆたぼんをご存知ない方に簡単に説明すると10歳の「ゆたぼん君」が不登校になった、と。なぜなら「学校に行ったら、皆、先生の言うことを黙って聞いてロボットのようだった」「僕はロボットのようになりたくない」という理由からです。

確かに、学校の先生の言うことも嫌な時はあるでしょう。良い時もあるでしょう。でも「ロボットみたい」という発想は凄いですね。

ついでに憲法に定められている国民の三大義務には、納税、勤労のほか「教育」が入っていますが、置いておきます。

これ、ゆたぼんと言うより、周囲の大人の持ち上げ方の問題でしょう。

父親の中村幸也氏のブログには茂木健一郎さんに会ったこと、茂木さんがYouTubeでゆたぼんに言及している事を嬉しかったと書いてあります。茂木さん自身も「応援します」とツイートしています。

茂木さんは基本、調子の良い人です。頭は良いのでしょうが、以前はジャーナリスト上杉隆氏に傾倒し、後に距離をおきます。

また、スティーブ・ジョブス氏が亡くなった際、ニコ生で追悼番組を配信しました。するといかに、アップルが凄いかを語るあまり、隣にいる元マイクロソフト副社長西和彦氏の前で、「ウィンドウズも大嫌いなのよ」「ウィンドウズは使っている時間に比例にして嫌になっちゃう」。西氏がさすがに隣でぼろくそに言われて「ふざけた事言うなあ」とキレるという場面がありました。

要するに調子の良い人なので、この人に持ち上げられたら逆に警戒すべきでしょう。

またゆたぼんの父親中村幸也氏についてですが、絵本作家ののぶみもさん同様、「昔不良だったけどこんなに更生して立派になった」というどこかで見た経歴、いつの時代も繰り返される経歴、を引っさげで「何事」かを目指している人のように見えます。

参考記事:絵本作家のぶみさんが池袋連合200人の総長だった件|文◎久田将義 | TABLO

ご出身が関西なので、残念ながらすぐに関西の不良少年事情を語れる訳ではないのですが、お望みとあらば、絵本作家ののぶみさんの「池袋連合160人の頭」の時のように調べても良いです。

関連記事:元関東連合・石元太一氏が答える 絵本作家のぶみさんが総長だった『池袋連合』について|久田将義 | TABLO

実際、12日のブログでは
「暴走族になって盗んだバイクで走り回ったり、学校のガラスを割って回ったり。」
と書いていますが……。

どうも、暴走族っぽくないんですよね、活動内容が。実際に暴走族だった人は喧嘩とか抗争とか暴走行為の事とかが思い出として強く残っているのでそこを書くものですが、学校の窓ガラス割るのは尾崎豊なんですよね。それは暴走族とは言わないんですよね。

とは言え、確かに自著「あきらめる勇気」のプロフィールでは「暴走族の副総長となる。恐喝、窃盗、傷害、暴走、喧嘩、シンナー、麻薬、覚醒剤・・・etc」とありますが、「・・・etc」の意味は「逮捕」なのか「やっただけ」なのかイマイチです。

経歴を偽る人を僕は信用しないことにしていますので、もし本当でしたら是非どこのチームにいたか知りたいです。勉強させて頂きます。これは謙虚にそう思います。それと、タイトルを繰り返しますが10歳の子供に罪はないです。(文◎久田将義)

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