煮豚をカツ丼に 全国コンで最優秀賞 逗子に新名物

最優秀賞を受賞した「スズキヤ自家製煮豚カツ丼」

 スーパー「スズキヤ」(逗子市)が製造・販売する煮豚カツ丼「スズキヤ自家製煮豚カツ丼」が、全国スーパーマーケット協会主催のコンテストで部門の最優秀賞を受賞した。

 煮豚カツ丼は、人気商品「自家製おつまみ煮豚」を活用。しょうゆベースで2時間煮込んだ豚の肩ロースを、自社工場製のパンを刻んだパン粉で揚げている。素揚げしたパプリカやアスパラで彩りも添えた。

 煮豚の活用は、葉山店のパート従業員長谷川偕子さんが提案。長谷川さんは「女性やお年寄りでも食べやすいカツ丼にと思い、柔らかく味の染みこんだ煮豚を使った」と説明する。

 コンテストは弁当や総菜、スイーツなど全12部門からなる。スーパーやコンビニ、専門店などが販売する商品を対象に審査。煮豚カツ丼は2911点の応募があったカツ丼・カツ重部門で最優秀賞に選ばれた。

 開発に携わったチーフバイヤーの木内美紀さんは「多くの社員が一緒に取り組み、固定概念にとらわれないアイデアが生まれた。スズキヤにしかない名物を今後も作りたい」と話している。

 価格は537円(税込み)。同店のほか、逗子や横須賀、鎌倉、横浜市内などの11店舗と、葉山ステーション(葉山町長柄)で販売している。

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