相鉄・JR直通、二俣川-新宿は754円 所要44分

相鉄線

 11月に開業予定の相鉄線とJRの相互直通線の運賃が決まり、相鉄線二俣川駅からJR新宿駅までのICカード運賃は、754円(切符760円)になる。従来の横浜駅経由より9円割高だが、所要時間は15分ほど短縮されて約44分の見通し。

 相鉄とJRの基本運賃に、設備投資の一部を回収するための加算運賃30円が上乗せされる。国土交通相が9日に相鉄の申請を認可した。JR新宿、渋谷、東京駅までのICカード運賃はいずれも同額で、大和駅から806円(同810円)、海老名駅から858円(同860円)。

 新線は11月30日に開通する。直通電車は相鉄線西谷駅を出ると、新たに敷設された連絡線で新駅の羽沢横浜国大駅に向かい、JR東海道貨物線や横須賀線などの線路を使って都心へ乗り入れる。西谷駅と羽沢横浜国大駅を結ぶ線路など約2.7キロを、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が整備した。

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