「Play of the Week」はブラッドリーJr.の本塁打キャッチ

日本時間5月14日、メジャーリーグ機構は今季第7週の「Play of the Week」にジャッキー・ブラッドリーJr.(レッドソックス)の本塁打キャッチを選出した。「Play of the Week」は今季から新設された表彰で、各週の守備面での最高のプレイを表彰するものである。ここ数年、いわゆる「好プレイ集」の常連となっているブラッドリーJr.だが、日本時間5月9日のオリオールズ戦で見せた本塁打キャッチは、チームをサヨナラ負けの危機から救う美技となった。

レッドソックス対オリオールズの一戦は1対1の同点のまま延長11回裏を迎え、オリオールズの中心打者、トレイ・マンシーニが放った打球はセンター左への大飛球に。打たれたライアン・ブレイシアは被弾を察したかのようなリアクションを見せ、誰もがオリオールズのサヨナラ勝ちを確信したが、ブラッドリーJr.はフェンス際まで素早く駆け寄り、フェンスに身を預けるようにしてフェンスの向こう側へグラブを差し出し、マンシーニのサヨナラ本塁打を見事に阻止した。

アレックス・コーラ監督が「現実とは思えない」と称賛したこのプレイでサヨナラ負けを回避したレッドソックスは、延長12回表にアンドリュー・ベニンテンディに勝ち越しホームランが飛び出し、2対1で勝利。ブラッドリーJr.の好捕は、まさしくチームを救うプレイとなった。「自分の計算通りに打球を追いかけてタイミングよくジャンプすることができた」と自身の好捕を振り返ったブラッドリーJr.。なお、外野手が「Play of the Week」を受賞するのはロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ:2度)とケビン・ピラー(ジャイアンツ)に続いてブラッドリーJr.が3人目(4度目)となった。

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