マリナーズ逆転サヨナラ 菊池は3被弾で7回途中3失点

【アスレチックス5-6xマリナーズ(延長10回)】@T-モバイル・パーク

アスレチックスの一発攻勢により劣勢を強いられたマリナーズだったが、ひと振りで試合を振り出しに戻し、最後は延長戦を制して劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。先発の菊池雄星がソロ3本を被弾して7回途中3失点で降板したマリナーズは、3番手のオースティン・アダムスもクリス・デービスに12号ソロを浴び、8回表終了時点で3点ビハインド。しかし、8回裏に一死一・二塁のチャンスを迎え、ダニエル・ボーグルバックがセンターへ10号同点3ランを叩き込んだ。延長10回表には4番手のブランドン・ブレナンがラモン・ラウレアーノに5号勝ち越しソロを浴びたものの、その裏に二死二塁からドミンゴ・サンタナのタイムリー二塁打、オマー・ナルバエスのタイムリーが飛び出して逆転サヨナラ。アスレチックスはリリーフ陣が大誤算だった。

今季10度目の先発登板となった菊池は、初回にいきなり2つの四球で一死一・二塁のピンチを招いたものの、後続を打ち取って無失点。しかし、ミッチ・ハニガーの10号先頭打者アーチで先制した直後、2回表先頭のマーク・キャナに3号ソロを浴び、同点に追い付いかれた。その後は安定したピッチングを続けていたが、6回表一死からデービスに11号勝ち越しソロを被弾。1点ビハインドの7回表も続投したが、先頭のマット・オルソンに2号ソロを浴び、ここで降板となった。7回途中まで93球を投げて被安打5、奪三振5、与四球2と決して内容は悪くなかったものの、被安打5本のうち3本がソロ本塁打で3失点。無走者時のピッチングは今後に向けての課題となりそうだ。

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