近年の梅雨入りは沖縄より奄美のほうが早い

令和元年(2019年)最初の梅雨入りは奄美地方で5月14日でした。
平年より3日遅い梅雨入りでしたが、沖縄地方はまだ梅雨入りしていませんので、沖縄地方より早い梅雨入りとなりました。
日本で平年の梅雨入りが一番早いのは沖縄地方で5月9日、次いで鹿児島県奄美地方の5月11日です。
年によっては、奄美地方が沖縄地方より早く梅雨入りすることがありますが、21世紀は20世紀に比べ、「同じ日に梅雨入り」と「1~4日奄美のほうが早く梅雨入り」という年が増えており、「沖縄が5日以上奄美より早く梅雨入り」という年が減っています。
なお、関東甲信地方の梅雨入りの平年は6月8日です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 沖縄での梅雨入り日と奄美での梅雨入り日の差(20世紀後半と21世紀)

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