カバーマークは、パウダリーファンデーション「シルキー フィット」（SPF32・PA+++・全9色・5500円／リフィル4000円）を7月5日に発売する。発売に先立ち、5月14日に都内で発表会を開催した。同商品は、ルースパウダーの軽く細かい粉質感に、パウダリーファンデーションの密着力をプラスすることで、従来は難しかった“毛穴カバー”を実現。霧のように細かいパウダーが、凹凸部分にまで均一に行き届き、吸い付くように密着する。
発表会では、まずカバーマークの坂本勉取締役事業部長が登壇。坂本取締役事業部長は、「シルキー フィット」について、「カバーすることが難しかった毛穴を瞬時に目立たなくし、美肌の持続を実現させた」と述べ、「今までにない新感覚のファンデーション」と自信をみせる。
同商品の技術については、開発研究を担当したピアス中央研究所メイクアップ研究部の佐野智昭氏が説明した。佐野氏は毛穴カバーを実現するための鍵について、「パウダーの細かさ」と「密着力」にあると説明。ファンデーションとして固形化することが難しかった、細かいパウダーに関しては、絶妙な圧と温度と時間をかけてプレスする独自技術“マイクロプレス製法”を開発したことで実現。
また、マイクロプレス製法によって分散された細かいパウダーと、その粒子径をコントールした処方技術などにより、パウダー同士が結合し、密着力がアップした。こうした技術により、「スポンジにとって肌にのせると、瞬時にほぐれながら心地よく密着し、毛穴をカバーする」（佐野氏）という。また、佐野氏はクレンジング試験の結果を示し、クレンジングでしっかり落ちることも強調した。
続く開発背景については、カバーマークマーケーティング第一グループの土井梨菜子氏が説明した。同社調査によると、毛穴に悩んでいる女性は69％で、そのうち75％がファンデーションで毛穴はカバーできないと思っているという。そこで、多くの女性の肌悩みに応えるために、毛穴が目立ってしまうメカニズムを見直し、毛穴をしっかりカバーして持続させる方法の研究を進め、「シルキー フィット」が誕生した。また、土井氏は、「今まで感じたことのない感動するほどの広がり。ファンデを塗るのが楽しい」、「毛穴カバーしてくれて、夕方見て毛穴落ちがなくて驚いた」といった使用実感コメントを紹介した。
