女優 京マチ子さん 写真特集 名作の中の「妖艶」

1970年2月7日、テレビ局の楽屋でインタビューに答えるの京マチ子さん(左) 87年4月、紫綬褒章受章の喜びを語る京マチ子さん(右)

【写真特集】「妖艶」な演技が心に残る大女優だった。1951年のベネチア国際映画祭で最高賞を受賞した黒沢明監督の「羅生門」での武士の妻役。「雨月物語」「地獄門」など名作を見て、どきりとした記憶がある方も多いのでは。今の中高年にとっては、テレビドラマで殺し屋の元締を演じたドラマ「必殺」シリーズ、「犬神家の一族」などの作品を引き合いに出した方が親しみやすいかもしれない。山本富士子さん、若尾文子さんらとともに大映映画の黄金時代を築いた女優の京マチ子さんが5月12日、心不全のため死去した。95歳。追悼特集としてこれまでの写真をまとめました。(共同通信47NEWS編集部)

【1955年 映画祭への出発】

ベニス映画祭に羽田から出発する京マチ子さん(中央)=1955年8月21日

【1958年 インタビュー】

インタビューに答える京マチ子さん=1958年8月5日

【1959年 小津作品の撮影を終えて】

1959年11月6日、小津安二郎監督作品「浮草」の撮影を終え、楽屋で演技を語る大映女優の京マチ子さん。「羅生門」「雨月物語」「地獄門」などの名作に主演し、ベネチア、カンヌの映画祭で最優秀賞に輝いたグランプリ女優は、この年「細雪」「鍵」などにも出演

【1976年 男はつらいよ 寅次郎純情詩集 その1】

松竹映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」制作発表の記者会見後にポーズをとる(左から)京マチ子さん、渥美清さん=1976年11月5日

【1976年 男はつらいよ 寅次郎純情詩集 その2】

松竹映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」制作発表の記者会見後にポーズをとる(左から)京マチ子さん、渥美清さん、檀ふみさん=1976年11月5日

【1994年 受賞会見】

1994年4月、勲四等宝冠章の受章が決まり、喜びを語る女優の京マチ子さん

【2006年 舞台】

女たちの忠臣蔵公開前の囲み会見、2006年8月31日明治座にて撮影

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