伝説の大道芸人、米寿の舞 18日、横浜の商店街で出演

「念仏じょんがら」を演じるギリヤークさん=2018年5月19日、横浜市神奈川区の六角橋商店街

 鎮魂の舞を半世紀にわたり披露している大道芸人ギリヤーク尼ケ崎さん(88)が18日夜、六角橋商店街(横浜市神奈川区)のイベント「ドッキリヤミ市場」に出演する。今年は米寿を記念し、大勢のファンに楽しんでもらおうと会場を広い場所に移す。

 創作舞踊が「祈りの踊り」とも評され、国内外で公演を重ねてきた伝説の大道芸人。同イベントでの横浜公演は恒例となっている。国内現役最高齢とあってパーキンソン病などさまざまな病を抱えており、今回は車いすを併用しての踊りとなる。

 亡き母や妹への思いを込めた未完の「念仏じょんがら」では、録音した津軽三味線の音色に合わせて鬼気迫る表情でバケツやペットボトルの水を頭からかぶり、数珠を振り回しては転げ回るなど、力強い舞いを披露する。「じょんがら一代」「よされ節」「果たし合い」の演目も予定している。

 今年は「食品館あおば 六角橋店」裏にある駐車場に会場を変更する。開演は午後9時ごろ。投げ銭歓迎。会場などの問い合わせは、六角橋商店街事務所電話045(432)2887。

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