THA BLUE HERB、7年振り、5枚目のフルアルバム「THA BLUE HERB」を全30曲、150分超収録のCD2枚組で7月03日に発売決定

THA BLUE HERB、結成20周年を経てたどり着いた、7年振り、5枚目のニューアルバム。2枚組全30曲、150分超収録、遂にセルフタイトル「THA BLUE HERB」。

前作「TOTAL」(2012年発表)以降、THA BLUE HERBとしての全国でのLIVEは勿論、ILL-BOSSTINOはソロプロジェクト:tha BOSSとして初のソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」(2015年)を発表、OLEDICKFOGGYさんやBRAHMANさんの作品への客演参加、LIVE出演などなど、O.N.Oもソロアルバム「Ougenblick」やonomono名義でのアルバム、全国でのLIVEやDJ、DJ DYEも全国各地でのDJとそれぞれが変わらず、変えつつ、止まらず突き進んできた。

また、直近では、一昨年(2017年)の結成20周年イヤーで発表したMIX CD「THA GREAT ADVENTURE - MIXED BY DJ DYE」、「愛別EP」、そして台風直撃の野音公演、そのDVD「20YEARS, PASSION & RAIN」もあったが、フルアルバムとしては実に7年振りとなる。

結成20周年を終えたTHA BLUE HERBが次に目指すべきものとは何か?

未だ足を踏み入れていない原野とはどこにあるのか?

その問いの答えとは、ILL-BOSSTINOとO.N.Oの胸中にずっと消えずにあったもの、「俺等は2枚組のアルバムをまだ創っていない」という、ずっと残してきた宿題。それは避けては通れないものとしつつも常に先送りしてきた大きなハードルだった。

その時が遂に来た、挑むのは今しかない、今ならきっと出来るはずだ、2人は再び長い開拓の日々に没入していった。

完全自主制作、フィーチャリングなし、全30曲。これまでで最も厳しいヤマでしたが、ここに、乗り越えました。

我々も既に47歳。ヒップホップの何が好きか、自分達の音と言葉で表したいヒップホップとは何か、もうはっきり見えている。安い早い軽いのトレンドなんざ構っちゃいねえ。成功も失敗も引っくるめて、これまでの自分達の経験、そしてそれが形作る自己と向き合い、前を向くアイデアをじっくり抽出して高い価値を提示しよう。浮かれた流行に我慢ならずに軽口を呟いたりはしない。世の中の不条理に恨み言を吐き捨てて終わりにはしない。いつか来た道をなかった事に、やがて行く道に知らぬふりをしない。日々変化していく想いをその季節限りで枯れていくものにしない。未来を、目が覚めたらもう消えていくだけの夢にはしない。

我々はまだ47歳。この頂に、不動なるものを残しておく。

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