長崎県対馬市厳原町にある対馬唯一のダンススクール「パールダンススタジオ」の北山琢也代表（28）と受講生が、18日に初めて開くダンスイベントに向け、練習に励んでいる。ヒップホップやブレークダンスのほか、地元の音楽ユニット「ずんだれ」とのステージを計画しており、北山代表は「ダンスで対馬を盛り上げたい。全国で活躍できるダンサーを輩出していければ」と意気込みを語る。
北山さんは福岡県出身。8歳からダンスを始め、20歳の時にヒップホップ発祥の地、米ロサンゼルスに留学した。現地のダンスバトルで個人優勝したほか、有名ダンスグループでも活動。帰国後は中学校のダンス指導者やプロのバックダンサーを務め、現在はダンスインストラクター。
対馬には、父が経営する寝具販売店の手伝いでたびたび来島しており、保育園でダンスを披露した際に指導を求められたことがきっかけで昨年5月、ダンススクールを開校した。福岡から通いながら3歳～40代の約100人に教えている。スクールは福岡市内でも開いている。
11、12の両日、受講生約60人が本番の演目を練習した。北山さんは「大きくメリハリをつけて」「1年間の集大成を見せよう」と呼び掛けた。開校時から通う同町の小島巧（こお）君（8）は「体でクルクル回って逆立ちするブレークダンスがかっこよくて好き。北山先生のようにうまく踊れるようになりたい」と息を弾ませ話した。
イベントは18日午後5時半から対馬市交流センターで。入場料は高校生以上400円、中学生以下300円、未就学児は無料。問い合わせは同スタジオ（電080.2798.0251）。
