井上尚弥がWBSS準決勝へ、ビートたけしも期待「井上最強じゃねぇかなぁ」

フジテレビ系で5月19日に放送する「ボクシング井上尚弥WBSS準決勝グラスゴー衝撃KOなるか!?~WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦/井上尚弥×エマヌエル・ロドリゲス~」(午後9:00)の見どころについて、FUJI BOXING応援団長のビートたけしと村田諒太が語った。

“モンスター”井上尚弥の対戦相手エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)はIBFの世界王者。この一戦は井上がかねてから望んでいた、他団体王者との統一戦だ。ロドリゲスは井上より生まれ年が1つ上の26歳と若く、そのボクシングはみずみずしさにあふれている。柔らかく、スピードのある動きと、シャープなカウンターを武器に19勝12KOと全勝街道をまい進中だ。

井上も「一方的な試合にはならない。日本人にはない角度からくる左アッパー、フックがある」と警戒する強豪だ。一方で「あの舞台に立てることにワクワクしている。準決勝、決勝に勝つことだけを考えています!」と力強く優勝を宣言。真のバンタム級ナンバーワンに向けて、意気込みと自覚は十分だ。

井上のポテンシャルについて、たけしは「あの体の小ささであれだけの力があるのはすごい。力があってもスピードがなければ意味がないんだけど、速いしね。ちょっと桁外れに足腰もパンチ力も強いよね」と期待を込める。WBSS準決勝の展望には「今の調子だったら、井上最強じゃねぇかなぁ。余裕があるっていうか、精神的にね。井上には勝てねぇと思うけどなぁ」と井上勝利を予想。その一方で「でも今度は全勝中の相手だからね。全勝同士だと、お互いにいいパンチ受けてないってことだからね。井上選手がいいパンチをもらった時にどうなるんだろうとは思うけど、面白いことは面白いでしょ!」と楽しみにしている。

また村田も井上に期待しており、「彼のボクシングはパッと見て面白いじゃないですか。“絶対倒してくれる”って期待できますし、そういう選手がいるってことだけでも、ボクシング界にとって大きいと思います。今回、調整とかも大変かと思いますが、日本のファン、僕も含めて、みんな“尚ちゃん”のノックアウトを期待していますので、しっかり見させてもらいます!」とエールを送った。

© 株式会社東京ニュース通信社