Facebookが参院選に向けて政治関係者向けセミナー「Facebook選挙Day」を開催!FacebookJapanの担当者にインタビュー

選挙イヤーの今年、4月の統一地方選挙に続いて、夏には第25回参議院議員通常選挙(以下、参院選)があり、政治や選挙への関心が高まっている中「ネット選挙」の重要性も増しており多くの政治家が政治活動・選挙運動にSNSを活用しています。
そんな中、国会議員の8割以上が利用しているFacebookが5月29日(水)に「Facebook選挙Day」と銘打って参院選に向けたFacebook・Instagramの活用セミナーを開催することに。

選挙ドットコムでは、今回参院選に向けてなぜFacebookがこのセミナーを開催するのか、政治家・有権者がFacebookを活用することにどんな展望を持っているかなどを、FacebookJapan 公共政策担当の小堀恭志氏にインタビューしました。

FacebookJapan 公共政策担当の小堀恭志氏

ネット選挙をさらに盛り上げていきたい

-選挙ドットコム編集部(以下、選挙ドットコム)
なぜ今、Facebookは参院選に向けてセミナーを開催しようと考えられたのでしょうか?

-FacebookJapan 公共政策担当の小堀恭志氏(以下、小堀氏)
これまでFacebookでは、全国で政治活動におけるソーシャルメディアの活用について各政党、議員、秘書の皆様に対してセミナー等を行ってきました。
今般この7月に予定されている参院選に向けて今一度、選挙に向けて有権者の皆様に対する情報提供の手段となりうるFacebookとInstragram活用のポイント、特に昨今アカウント数の伸長が著しいInstagramの活用に主眼を置き、広告の活用方法を含めお話しさせていただきたいというのが本セミナーを開催する理由のひとつです。

セミナーへご参加希望の方は、以下よりお申し込みください。
Facebook選挙Dayイベント事務局(選挙ドットコム内)
https://www.senkyo-com.jp/seminar

-選挙ドットコム
今回は政治家だけではなく、選挙管理委員会の方、ネット選挙に関心のある一般の方の企画もあるとお聞きしましたが、どんなことをされるのでしょうか?

-小堀氏
今回初めての試みとして「ネット選挙を盛り上げる」ことに主眼を置いたセミナーも予定しています。
こちらは政治家向けのセミナーとは趣を少し変え、いかに有権者の皆様に投票所に足を運んでいただき、投票をしていただくか、という投票率の向上にも資する取り組みとして位置付けています。これまで世界ではソーシャルメディアが投票の誘導に大きく貢献していますが、日本においてはあまり企業自身が投票を呼びかけるというような事例はなかったため、このような取り組みを行おうと決めました。
Facebookは有権者が候補者とつながり、政治など重要なテーマについて友人と議論し、その結果投票に行くというようなプラットフォームであり続けたいと考えております。
そのため、海外での具体的事例紹介を交えて投票を呼びかける仕組みなどをご紹介させていただきます。

誤情報の拡散やなりすまし・偽アカウントへの対策を進めている

-選挙ドットコム
確かに一企業が投票を呼びかける、というのはこれまであまりなかったですね。
選挙におけるデマや誤情報の拡散がネット上では度々話題になりますが、セミナーではこれらに関する取り組みもあるのでしょうか。

-小堀氏
ソーシャルメディアを通じ世界中の人々の声がより政府や政治家の皆様に届きやすくなったと共に、重要な情報と共に誤った情報が拡散される場合もあります。そこで有権者や選管関係者の皆様向けには上記のネット選挙の盛り上げに加えて、Facebookとしてなりすましや偽アカウント対策としてどんな取り組みをしているかという点でもご説明させていただくことを予定しています。

Facebookを政治・選挙に関するコミュニケーションの場に

-選挙ドットコム
最後に、Facebook・Instagramを政治家や有権者にどう活用してほしいと考えているか、これからの展望を含め教えてください。

-小堀氏
政治家の皆様には、これまでの街頭演説やマスメディアを通じたコミュニケーションでは声を届けることができなかった人々に自身の考えや政策を伝えたり、人となりを知ってもらったりするための手段としてより利活用していただきたいと考えています。
ソーシャルメディアの一つの強みは、双方向のコミュニケーションを通じて、反応を直に感じることができることです。使い方にも一つの正解はなく、反応を見ながら色々少しずつ試し、ご自身のニーズに最も合った形で使っていただければと思います。

日本では「若者の政治離れ」ともよく言われていますが、日々多様な世代の方が使っているソーシャルメディアを通じたコミュニケーションが、選挙や政治について、関心を持つきっかけになってほしいです。実際に国外ではソーシャルメディアを通じて投票を促進した事例などもあります。
Facebookでは2017年に行われた衆議院議員選挙で、Facebook上で最も言及された話題や政党などについて公表しました(https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/10/election_2017/)が、 今後も利用者の皆様が安心して関心のあるテーマについて情報を得たり、積極的に議論できたりする場所となるよう引き続き取り組んでいきたいと考えています。

セミナーへご参加希望の方は、以下よりお申し込みください。
Facebook選挙Dayイベント事務局(選挙ドットコム内)
https://www.senkyo-com.jp/seminar

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