夏限定!幻の島ガバナーズアイランド 島を楽しむ基本ガイド ガバナーズアイランド黄金ルート①

島を楽しむ基本ガイド

ローワーマンハッタンからフェリーでわずか7分の所に位置するガバナーズアイランドは、1990年代半ばまで軍事基地として使われていた。当初は卵型の小さな島だったが、長年に渡る敷地拡大と再開発の結果、現在はアイスクリームコーン型のユニークな形で知られている。

2014年から一般公開され、16年からは素晴らしい景色が見られる丘にも立ち入り可能に。今後もピクニックエリアや遊歩道の整備が発表されており、さらに魅力を増していくことは間違いない。

営業時間とフェリーが今年からパワーアップ

リゾート気分を味わえる理由は、豊かな自然に加えて、季節限定の特別感があるから。今シーズンのオープン期間は5月1日〜10月31日(木)で、これ以外の期間は再開発工事などのため、島を閉鎖している。営業時間は月~金曜日が午前10時〜午後6時、土日は午後7時まで。

ただし今年はメモリアルデー(5月27日)〜レイバーデー(9月2日)の毎週金・土曜日は、営業時間が午前10時〜午後10時に拡大されている。特に週末は特別イベントでにぎわうので、公式サイトでスケジュールをチェックしてから出掛けよう。

島までの交通手段であるフェリーは、6月からは400人乗りの新型が導入され、週末はローワーマンハッタンと島を20分間隔で運行予定。さらなる訪問客が予想される。

ちなみに、島内ではタバコ・電子タバコは使用が禁止されているので要注意。

島からローワーマンハッタンを臨む

お金をかけずに夏を楽しみ尽くせ

多様なアウトドアアクティビティーや、ビアガーデンなど、夏ならではの遊びが目白押しなのも同島の魅力の一つ。そして、何かと物価が高いマンハッタン近郊にありながら、あまりお金をかけずに遊べる点も支持されている。

例えばフェリーは往復3ドル(12歳以上)で、IDNYCを持っている場合には無料になる。さらに土日は午前の便が無料! また島内の無料イベントはアート展示の他、今年は70以上が企画されており、中でも子供向けのイベントは例年人気のプログラム。レンタルサイクリングも平日の午前10時~午後12時の間、最大1時間無料で利用できるのがうれしい。

さらなる節約方法は食事。島内にはさまざまな種類のフードベンダーが出店しているが、島外から食べ物とノンアルコールドリンクの持ち込みも自由(島内にアルコールを扱う売店あり)。広大なピクニックエリアがあるため、食べる場所にも困らない。

このように訪れる時間や曜日を選べば、ほとんどお金をかけることなく、丸一日リゾート気分を満喫できるのだ。島内はどこを撮っても「写真映え」する上、見どころが数多くあり、小さな島と言っても1日で回り切るにはコツが必要。

そこで本連載ではグループ向け・家族向けと、一緒に行く相手別に、外さない黄金ルートを紹介しよう。

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