
新上五島町と福江南松歯科医師会(山田和道会長)は16日、地震や台風など大規模災害発生時に歯科医師らが、応急の医療救護活動にあたる協定を締結した。
協定内容では町から要請を受けた同歯科医師会が救護班をつくり、避難所などで口腔(こうくう)内の治療や入れ歯調整などにあたる。
役場で開かれた協定調印式で江上悦生町長は「協定によって医療ケアの迅速化が図られることに感謝したい」とあいさつ。山田会長は「口腔内の健康は全身に関わることなので、気道に入った細菌による肺炎などを防ぎたい」と述べた。
県歯科医師会によると、県内の郡市歯科医師会と自治体が協定を結ぶのは14例目。